函館のニシン釣り仕掛けは?針の号数とオモリ選びのコツ

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函館でニシン釣りに挑戦してみたいものの、「どんな仕掛けを選べばいいのか分からない」「針の号数やオモリの重さの基準が分からない」と迷ってしまうことはありませんか。

結論からいえば、函館のニシン釣りは、幹糸4〜5号・枝針3〜4本のサビキ仕掛けにナス型4号前後のオモリ、または28g前後のメタルジグを組み合わせるのが基本の形とされています。

ただし、針の号数はその日の魚体サイズによって、オモリの号数は風や潮の状況によって、それぞれ調整が必要になる場合があります。
仕掛けの号数だけを覚えても、状況に合わせた選び方が分からないと、当日の釣況に対応しづらくなることがあります。

この記事では、ニシンサビキの基本構成から、針の号数・色・素材の使い分け方、オモリやメタルジグの選び方、タックル選びや誘い方のコツ、函館港内・函館湾での狙い目の時間帯までを順番に紹介します。

函館でニシン釣りを始めてみたい方はもちろん、仕掛けの号数選びに悩んでいる方にも参考にしていただける内容です。

針とオモリの号数を状況に合わせて選べるようになると、函館のニシン釣りをより楽しみやすくなる傾向があります。

この記事でわかること

  • 函館のニシン釣りにおけるサビキとオモリの基本的な組み合わせ方
  • 魚体サイズや食い渋りに応じた針の号数(8〜12号)の選び方
  • 潮や風の状況に合わせたオモリ号数やジグの重さの調整方法
  • タックル選びや誘い方、函館港内・函館湾での狙い目の時間帯

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  1. 函館のニシン釣り仕掛けはサビキ+オモリの組み合わせが基本になる
    1. ニシン用サビキは幹糸4〜5号・枝針3〜4本の市販仕掛けで揃う
    2. サビキの下にナス型オモリやメタルジグを付けて飛距離と沈下を確保する
    3. 撒き餌カゴは不要でエサなしのサビキだけで釣果は出る
  2. ニシンサビキの針は8〜12号から魚体サイズに合わせて選ぶ
    1. 数釣りの本格シーズンは9〜10号が最も外しにくい
    2. 小型が多い時期や食い渋りは8号に落として掛かりを稼ぐ
    3. 30cm超の良型が回った日は11〜12号でバラシを減らす
  3. 針の色と素材はケイムラ・青白系・ツイストで使い分ける
    1. 朝夕マヅメや濁り潮ではケイムラ仕上げが反応を得やすい
    2. 澄み潮の日中は青白系スキンでベイトに似せる
    3. ツイスト加工のフラッシングは低活性時の食わせ役になる
  4. オモリはナス型4号前後を基準に潮と飛距離で増減する
    1. オモリ内蔵タイプの仕掛けなら結ぶだけで即使える
    2. 重めのオモリはテンションが張れて針掛かりが良くなる
    3. 風が強い日や横風時は5〜6号に上げて仕掛けの絡みを防ぐ
  5. ジグサビキは28g前後のメタルジグを使うと沈みすぎない
    1. 40g級はフォールが速すぎてニシンが追いきれない
    2. ジグ自体にヒットするため単純に手数が増える
    3. ジグは根掛かりしにくいシルエットとフックの本数で選ぶ
  6. タックルは8〜10ftのルアーロッドと3000番リールで組める
    1. ウエイト40g前後対応のショアジギングロッドが扱いやすい
    2. ラインはナイロン4号かPE1号+ショックリーダーで十分足りる
    3. アジングタックルの流用は軽い仕掛け限定と割り切る
  7. 誘いは遠投してのただ巻きとテンションフォールが軸になる
    1. 着底したらすぐ糸フケを取って仕掛けを立て直す
    2. 一定速度のただ巻きで広くレンジを探る
    3. 反応が薄い時は軽いシャクリ+フォールで食わせの間を作る
  8. アタリが出ても即巻かずに追い食いを待つと数が伸びる
    1. 引ったくる強いアタリは向こう合わせで乗ることが多い
    2. 重みが増すまで竿先を送り込んで複数掛けを狙う
    3. 巻き上げは一定速度を保ちバラシと絡みを防ぐ
  9. ヒットレンジは表層から底まで刻んで探ると連発しやすい
    1. カウントダウンで沈める秒数を変えて当たる層を特定する
    2. 群れが浮けば表層〜中層のただ巻きに切り替える
    3. 同じレンジを繰り返しトレースして群れの足を止める
  10. 函館港内と函館湾は晩秋から春先の夜間が狙い目になる
    1. 函館港の岸壁や渡島エリアの漁港が定番の実績場になる
    2. 常夜灯のある夕まづめ〜夜間に群れが接岸しやすい
    3. サクラマスやホッケの釣況と合わせて回遊のタイミングを読む
  11. 仕掛けとロッドは実績のある市販品から選ぶと失敗しない
    1. ハヤブサ 一押サビキ 北海道ニシン ツイストケイムラ HS565
    2. オリジナル ニシンサビキ仕掛け(8号〜12号)
    3. コルトスナイパーBBS100M(SHIMANO)
    4. 20ラテオ モバイル106M-4(DAIWA)
  12. まとめ

函館のニシン釣り仕掛けはサビキ+オモリの組み合わせが基本になる

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函館でニシンを狙う際の仕掛けは、サビキ仕掛けとオモリを組み合わせるだけで一式が揃います
堤防でよく見かけるアジやイワシ用のサビキ釣りとは異なり、ニシン用サビキはコマセ(撒き餌)を使わず、複数の疑似餌針を並べた枝素仕掛けをルアーのように遠投して巻いて誘う釣り方です。
まずは仕掛けの基本パーツを押さえておくと、道具選びで迷いにくくなります。

ニシン用サビキは幹糸4〜5号・枝針3〜4本の市販仕掛けで揃う

ニシン用として販売されているサビキ仕掛けは、幹糸が4〜5号程度、枝針の本数は3〜4本というものが多く見られ、函館周辺の釣具店でも取扱例が見られています。
幹糸をあまり細くしすぎると、群れが濃い時間帯に複数掛かりした際の負荷に耐えにくくなるため、4〜5号あたりが扱いやすい太さといえます。

枝針の本数についても、多ければ良いというわけではありません。
本数が増えるほど仕掛け全体が長くなり、キャスト時や複数魚が掛かったときに絡みやすくなるため、初めての方は枝針3〜4本の仕掛けから試すと扱いが安定します

市販の仕掛けはハリスの長さや枝間の間隔があらかじめ調整されているので、自作にこだわらず既製品を選ぶだけでも十分に釣りが成立します。
仕掛けの号数や本数は商品によって差があるため、購入前にパッケージの表示を確認しておくと安心です。

サビキの下にナス型オモリやメタルジグを付けて飛距離と沈下を確保する

サビキ仕掛けだけでは軽すぎて遠くまで飛ばせないため、仕掛けの下側にオモリやメタルジグを取り付けて重さを補います。
オモリはナス型が定番で、幹糸の号数や当日の風・潮の速さに合わせて重さを選ぶのが基本の考え方です。

オモリの代わりにメタルジグを付ける方法は「ジグサビキ」と呼ばれ、ジグ自体がオモリ兼ルアーとして機能します。
ジグにニシンが直接食いつくこともあるため、単純に掛かるチャンスが増える点が特徴です。

下記はオモリとメタルジグを使う場合の主な違いを整理したものです。

付ける物 特徴 向いている状況
ナス型オモリ 沈下と飛距離の確保に専念できる 群れのレンジがある程度絞れている時
メタルジグ おもり兼ルアーとして機能する ジグ自体へのヒットも狙いたい時

どちらを選ぶ場合も、仕掛けとの結び目がしっかり締まっているかをキャスト前に確認しておくと、飛ばした瞬間の脱落を防げます。

撒き餌カゴは不要でエサなしのサビキだけで釣果は出る

アジやイワシ用のサビキ釣りではコマセを入れたカゴを仕掛けに付けるのが一般的ですが、ニシン用のサビキ釣りではこのカゴが不要です。
エサを付けずに、疑似餌そのものの光や動きでニシンに口を使わせる釣り方だからです。

この点は既に触れた通り、堤防のサビキ釣りとの大きな違いにあたります。
撒き餌の準備や後片付けの手間がかからない分、身軽に釣行できるのも魅力のひとつです。

  • コマセの調達やヒシャクなどの道具が不要
  • 仕掛けと重り(オモリまたはジグ)だけで釣行できる
  • 撒き餌が残った場合の処理に悩む心配がない

ただしコマセを使わない分、群れの回遊タイミングを外すと反応が鈍くなる傾向がある点には注意が必要です
餌で寄せる釣りではないため、時間帯や潮の動きを見ながら仕掛けを通す層を変えるといった工夫が釣果を左右します。
撒き餌に頼らない身軽さと引き換えに、誘い方や投入するタイミングの見極めが釣果の差になりやすい釣りだといえます。

ニシンサビキの針は8〜12号から魚体サイズに合わせて選ぶ

ニシンサビキの針選びは、その日に回っているニシンの体長に合わせて8〜12号の範囲で号数を調整すると釣果が安定する傾向があります
針が小さすぎると口の大きな良型に見切られやすく、逆に大きすぎると小型主体の群れでは針掛かりが浅くなりバラシが増えます。
まずは基準となる号数を押さえたうえで、群れのサイズ感に応じて上下させる考え方が針選びの土台になります。

数釣りの本格シーズンは9〜10号が最も外しにくい

ニシンの数釣りが盛り上がる時期は、体長にばらつきがある群れが混じって回遊してくることが多く、極端に大きい針や小さい針よりも9〜10号のバランス型が外れにくい選択になります。
中間サイズの針は、20cm前後の個体から30cm近い個体まで幅広くカバーできる懐の深さがあるため、群れのサイズ構成が読みきれない場面での基準に向いています。

迷ったときにまず9〜10号を結んでおくと、投入直後の探りの段階で反応の有無を確認しやすいのも利点です。
針が小さすぎたり大きすぎたりすると、そもそも当たりが出ているのか針が合っていないのかの判断がつきにくくなります。
9〜10号を基準点にしておけば、反応の強弱から次にどちらへ号数を振るべきかを見極めやすくなります。

複数本ある枝針をすべて同じ号数で揃えるのも一つの方法ですが、9号と10号を交互に配置しておくと、その日の当たり針を早めに見つけられる場合があります。
仕掛け全体を一律にせず、あえて号数に幅を持たせておく工夫も、本格シーズンの探り方として覚えておくと役立ちます。

小型が多い時期や食い渋りは8号に落として掛かりを稼ぐ

群れの中心が小型に偏っている時期や、活性が低く追いが浅い食い渋りの状況では、針を8号まで落として掛かりを稼ぐのが有効です。
針が大きいままだと、口の小さい個体は針をくわえきれずに弾いてしまい、せっかくの当たりを空振りで終えてしまうことが少なくありません。

食い渋りの日は、当たりそのものが小さく繊細になる傾向があります。
針を軽くすることで仕掛け全体のなじみが良くなり、わずかな吸い込みでも針先が口元に触れやすくなる点も8号を選ぶ理由の一つです。

ただし号数を下げるほど、大型が交じった際の伸びや強度に余裕がなくなる点には注意が必要です。
小型狙いで針を細くしすぎると、想定外の良型が掛かったときに口切れやハリス切れを招きやすくなるため、極端に小さい号数への変更は避け、まずは8号を目安にとどめておくのが無難です。

食い渋り時は針の号数だけでなく、誘いの間の取り方や仕掛けを通すレンジの見直しと合わせて調整すると、8号への変更効果がより発揮されやすくなります。

30cm超の良型が回った日は11〜12号でバラシを減らす

30cmを超えるような良型主体の群れが回ってきた日は、針を11〜12号まで上げるとバラシを減らしやすくなります。
体長のある個体は口の作りもしっかりしている分、針が小さいと掛かりが浅くなり、取り込みまでの間に外れてしまうことが増えるためです。

良型は引きも強くなりやすいので、針のサイズだけでなく仕掛け全体の強度バランスを見直す意識も欠かせません。
細いハリスに大きい針を組み合わせると、針の強さにハリスが負けてしまう場合があるため、良型狙いの日は仕掛け全体のバランスを一段階見直すつもりで臨むと安心です。

号数を上げる目安として、下の一覧を参考にすると迷いにくくなります。

  • 体長20cm前後・数釣り中心の群れ:8〜9号
  • サイズが読み切れない・本格シーズンの標準:9〜10号
  • 体長30cm超の良型主体:11〜12号

その日の群れのサイズ感は、最初にヒットした一尾の大きさや、周囲の釣り人の状況からもある程度読み取れます。
体長に応じて針の号数を切り替える判断の速さが、良型シーズンの数を伸ばすうえで差になりやすいポイントです。

針の色と素材はケイムラ・青白系・ツイストで使い分ける

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針の色や素材選びは、光量と水の澄み具合に合わせて切り替えると反応が安定します
同じ号数の針でも、仕上げが違うだけでニシンの食いつきに差が出る場面は珍しくありません。
ここでは代表的な3タイプの使い分け方を見ていきます。

朝夕マヅメや濁り潮ではケイムラ仕上げが反応を得やすい

ケイムラとは紫外線を反射しやすい特殊な塗料仕上げのことで、光量が少ない時間帯や濁りが入った潮でもシルエットが目立ちやすいという特徴があります。
函館港内でも朝夕のマヅメ時は光が斜めから差し込み、水中が全体的に暗く見えやすいため、こうした場面ではケイムラ系の視認性が生きてきます。

特に前日の風や雨で潮が濁った翌日は、通常の色よりもケイムラ仕上げの方が反応の出方に違いが感じられるという声が多く聞かれます。
暗い時間帯や濁り潮ではケイムラを最初の選択肢にすると、仕掛け選びで迷う時間を減らせます。

ただし、澄み潮の日中に同じケイムラ針を使い続けると、逆に不自然に強く光りすぎて群れが警戒してしまう場合もあります。
時間帯と潮色の両方をセットで確認しながら、針を交換する判断をすると安心です。

澄み潮の日中は青白系スキンでベイトに似せる

日中で潮が澄んでいる状況では、ニシンの主食となる小魚に近い色合いを再現した青白系スキンが選ばれやすい傾向にあります。
背中側が青みがかり、腹側が白っぽいグラデーションは、多くの小型ベイトフィッシュに共通する体色でもあります。

視界がクリアな状況ほど魚は針の形や色をよく見ているため、派手すぎる仕上げよりも自然な色合いの方が違和感なく口を使わせやすいと考えられています。
日中の明るい時間帯に釣行する場合は、この青白系を仕掛けの中心に据えておくと使い分けがしやすくなります。

  • 朝夕・濁り潮:ケイムラ仕上げ
  • 日中・澄み潮:青白系スキン
  • 低活性・食い渋り時:ツイスト加工

このように状況ごとに大まかな役割を分けておくと、現場で仕掛けを選び直す時間を短縮できます。
実際の反応は日によって変わるため、あくまで最初の目安として捉えておくとよいでしょう。

ツイスト加工のフラッシングは低活性時の食わせ役になる

ツイスト加工とは、スキン素材をらせん状にひねって巻き付けた仕上げのことで、水の抵抗を受けるとひらひらとした動きと細かい反射光(フラッシング)が生まれる特徴があります。
この動きが、活性の低いニシンに対して口を使わせるきっかけになりやすいとされています。

数釣りが好調な日はどの色でも反応が出やすい一方、群れの食いが渋い日は同じ仕掛けを投げ続けても反応が薄くなることがあります。
そうした場面でツイスト仕様に交換すると、それまで無反応だったレンジで急に触りが出ることもあるため、仕掛けボックスには1〜2枚常備しておくと安心です。

ここで注意したいのは、色や素材を変えても、針の号数や仕掛け全体のバランスが合っていなければ効果が出にくい傾向があるという点です。
色選びはあくまで魚体サイズに合わせた号数選びを土台にした上での微調整と捉えておくと、判断の順序を間違えずに済みます。

下の表は、状況別に選びやすい色・素材の組み合わせを簡単にまとめたものです。
現場での判断材料として参考にしてください。

状況 選びやすい仕上げ ねらい
朝夕マヅメ・濁り潮 ケイムラ 視認性を高めて存在感を出す
日中・澄み潮 青白系スキン ベイトに似せて自然に誘う
低活性・食い渋り ツイスト加工 動きと反射で食わせの間を作る

実際の釣行では、時間帯の途中で潮色や活性が変わることも多いため、複数タイプの針をあらかじめ用意しておき、その場の状況を見ながら色を切り替えていく意識を持つと、群れの反応を長く引き出しやすくなります。

オモリはナス型4号前後を基準に潮と飛距離で増減する

函館のニシン釣りで使うオモリは、ナス型4号(約15g)を基準にして、潮の流れや風の強さ、狙う飛距離に応じて号数を上下させていくと考えられています。
オモリの号数は1号=3.75gで計算できるため、3号なら約11.25g、5号なら約18.75gというように、事前に重さを把握しておくと現場での判断がしやすくなります。
ここでは仕掛けのタイプ別の選び方や、状況ごとのオモリ調整のコツを詳しく見ていきます。

オモリ内蔵タイプの仕掛けなら結ぶだけで即使える

市販のニシンサビキ仕掛けの中には、あらかじめオモリが仕掛けの下部に内蔵されているタイプがあります。
こうしたタイプは、ラインの先に結ぶだけで釣りを始められるため、準備に手間をかけたくない人や、仕掛け作りに慣れていない人にとって扱いやすい選択肢です。

ただし内蔵オモリはあらかじめ重さが固定されているため、その日の風や潮の状況に合わせて号数を細かく調整することはできません。
状況に応じた微調整を重視するなら、オモリを別付けできるタイプの仕掛けを選んでおくと融通が利きます
逆に、とにかく手軽さを優先したい場合は内蔵タイプが向いています。

下の表に、内蔵タイプと別付けタイプの特徴を簡単にまとめました。
仕掛け選びの参考にしてください。

仕掛けタイプ メリット 注意点
オモリ内蔵タイプ 結ぶだけですぐ使える手軽さ 号数の調整ができない
オモリ別付けタイプ 潮や風に合わせて号数を変えられる 結び替えの手間がかかる

どちらのタイプを選ぶにしても、最新の商品ラインナップや号数の展開は変わることがあるため、購入前に店頭や公式サイトで確認しておくと安心です。

重めのオモリはテンションが張れて針掛かりが良くなる

オモリが軽すぎると、ラインが潮の流れに押されてたるみやすく、仕掛け全体の動きが不安定になりがちです。
糸フケが出た状態ではアタリの伝わりも鈍くなり、せっかく針にニシンが触れても掛かりが浅くなってしまうことがあります。

これに対して、少し重めのオモリを使うとラインがピンと張った状態を保ちやすく、竿先からオモリまでのテンションが均一になります。
テンションが張れていると、ニシンが針をくわえた瞬間にそのまま針掛かりしやすくなり、いわゆる向こう合わせでの数釣りにつながりやすくなります。

ただし、重ければ重いほど良いというわけではなく、必要以上に重いオモリを使うと仕掛け全体の動きが不自然になり、ニシンの食いが悪くなる可能性がある点には注意が必要です。
潮が緩く風もない穏やかな日であれば、あえて3号前後まで軽くして自然な漂いを出す判断も選択肢に入ります。

基準となる4号を起点にしながら、その日の潮の速さや群れの活性を見て少しずつ号数を試していくと、その場に合った落としどころが見えてきます。

風が強い日や横風時は5〜6号に上げて仕掛けの絡みを防ぐ

函館港内や函館湾の岸壁は、季節や時間帯によって風が強く吹き抜けることがあります。
特に横風が強い日は、軽いオモリのままキャストすると仕掛けが風に流され、狙った方向に届かないだけでなく、複数付いた枝針同士やライン同士が絡みやすくなってしまいます。

こうした状況では、オモリを5〜6号(約18.75〜22.5g)に上げることで、仕掛けが風の影響を受けにくくなり、飛距離とライン角度が安定します。
風が強い日ほど重めのオモリで仕掛けをまっすぐ落とす意識を持つと、絡みによるトラブルを減らせます

また、多針仕掛けを遠投してシャクる釣り方は、キャスト時に周囲へオモリや針が飛ぶ範囲が広くなります。
キャストの前には後方や左右に人がいないかを必ず確認し、隣の釣り人とは十分な間隔を空けて竿を振ることが、事故やトラブルを防ぐうえで欠かせません。

風が収まってきたら、再び4号前後の基準に戻すなど、状況の変化に合わせてこまめにオモリを調整する姿勢が、快適で安全な釣行につながります。

ジグサビキは28g前後のメタルジグを使うと沈みすぎない

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ジグサビキでメタルジグを選ぶ際は、重さを28g前後にそろえておくと、ニシンの群れがいる層を粘り強く探りやすくなります
オモリの代わりにジグを結ぶジグサビキは、重さの選び方ひとつで沈む速さもアタリの出方も変わってくる仕掛けです。
まずは28g前後を基準にして、状況に応じて微調整していく流れが扱いやすいといえます。

40g級はフォールが速すぎてニシンが追いきれない

40gを超えるような重めのメタルジグは、キャスト後の沈下スピードが上がり、ニシンが追いつく前に仕掛けが目的のレンジを通り過ぎてしまうことがあります。
ニシンは群れで浮いていることが多く、動きの速いエサを追いかけるのがそれほど得意な魚ではないと考えられています。
フォールが速すぎると、せっかく群れの近くにジグを落としても、反応する間もなく針が通過してしまう場面が出てきます。

特に潮が緩い日や群れの活性が高くない時間帯は、この差が釣果に表れやすくなります。
沈む速さをゆっくり保てる28g前後のほうが、群れの前でジグや枝針を長く漂わせられるため、口を使わせる時間を確保しやすいとされています。

もちろん、風が強く飛距離を優先したい場面では、重めのジグを選びたくなる気持ちも理解できます。
ただし、そのぶんフォールスピードが上がってしまう点は、飛距離と引き換えに食わせの間を失う可能性があるため、まずは28g前後を基準に考えるほうが安定した釣果につながりやすいです。

ジグ自体にヒットするため単純に手数が増える

ジグサビキのジグは、単なるオモリではなく、それ自体がルアーとしてニシンに口を使わせる役割を持っています。
つまり、上部の枝針だけでなく、末端のジグそのものにもニシンが食いついてくるため、一つの仕掛けで掛かるポイントが単純に増えることになります。

枝針とジグの両方にアタリが出る可能性がある分、群れの中に仕掛けが入ったときの手数は、通常のオモリを使ったサビキに比べて多くなりやすいといえます。
数釣りを狙う場面では、この手数の多さがそのまま釣果の差として積み重なっていきます。

ただし、ジグにヒットが集中する日と、枝針にヒットが集中する日があり、その日の群れの活性やレンジによってバランスが変わってきます。
両方に反応が出ている時間帯は、群れが仕掛け全体にまんべんなく興味を示しているサインとも考えられ、そのレンジを重点的に探る価値があります。

ジグは根掛かりしにくいシルエットとフックの本数で選ぶ

ジグサビキ用のメタルジグを選ぶときは、重さだけでなく、シルエットとフックの本数にも目を向けておくと、根掛かりのトラブルを減らしやすくなります。
細身で左右に大きく張り出さない形状のジグは、海底の岩や障害物に引っかかりにくく、砂地混じりの底や漁港内のような場所でも扱いやすい傾向があります。

フックの本数も重要なポイントで、フロントとリアの両方に強度の高いフックを付けたタイプは根掛かりのリスクが上がる一方、リア側のみにシンプルなフックを一本つけたタイプは、根掛かりを抑えながらも十分なヒット率を確保しやすいとされています。
目的や釣り場の底質に合わせて選び分ける意識が大切です。

ジグの特徴 向いている場面 注意点
細身シルエット 岩礁混じりの根が荒い釣り場 飛距離はやや落ちやすい
幅広シルエット 砂地中心で根掛かりが少ない釣り場 フォールがやや速くなりやすい
フック1本(リアのみ) 根掛かりを避けたい漁港内など ヒット後のバラシに注意
フック2本(フロント+リア) 根の少ない開けた場所 根掛かりの回数が増えやすい

釣り場ごとの底の状態は見た目だけで判断しきれない部分もあるため、最初のうちはシルエットが細めでフックが少なめのタイプから試し、根掛かりの頻度を確認しながら仕掛けを調整していく進め方が無理のない方法です。
根掛かりを減らす形状選びを意識しておくと、仕掛けのロストを抑えながら手返し良く探れます。

タックルは8〜10ftのルアーロッドと3000番リールで組める

ニシン釣りのタックルは、8〜10ft程度のルアーロッドに3000番前後のスピニングリールを合わせ、ラインはナイロン4号前後で組むとバランスが取りやすいとされています。
多点針のサビキを遠投し、着底後はただ巻きやシャクリで誘う釣り方のため、竿とリールにはある程度の張りと巻き取り力が必要です。
ここではロッド・リール・ラインそれぞれの目安と、選ぶときに迷いやすいポイントを順番に整理していきます。

パーツ 目安
ロッド 8〜10ft・ルアーウエイト40g前後対応
リール 3000番前後のスピニングリール
ライン ナイロン4号前後、またはPE1号+ショックリーダー

ウエイト40g前後対応のショアジギングロッドが扱いやすい

ニシン釣りで使うナス型オモリやメタルジグは重さが15〜28g前後になることが多く、これに見合うのがルアーウエイト40g前後まで背負えるショアジギングロッドです。
この範囲のロッドであれば、仕掛けを気持ちよく振り抜ける張りがありながら、掛かった魚の引きも受け止めやすくなります。

長さは8〜10ft程度がひとつの基準です。
堤防や岸壁から遠投して沖のレンジを探る場面が多いため、短すぎる竿だと飛距離が伸びにくく、群れに届かないまま探る範囲が狭くなってしまいます。

硬さについては、あまりに柔らかい竿だと複数の針に魚が掛かったときに竿全体が入り込みすぎて、合わせのタイミングが取りづらくなります。
反対に硬すぎる竿は感度の面では有利でも、掛かりが浅い個体を弾きやすくなる場合があるため、中間的な調子のものが扱いやすい傾向です。

すでに専用のショアジギングロッドを持っている場合は、新たに買い直す前に、まずは手持ちの竿でウエイト表示を確認してみるのが手早い方法です。
表示されたウエイト範囲の中に、使う予定のオモリやジグの重さが収まっていれば、そのまま流用できる場合があります。

ラインはナイロン4号かPE1号+ショックリーダーで十分足りる

ラインは大きく分けてナイロンとPEの二択になりますが、ニシン釣りではどちらを選んでもナイロン4号前後かPE1号+ショックリーダーの組み合わせで対応しやすくなっています。
それぞれ特徴が異なるため、好みや慣れに合わせて選ぶ形で問題ありません。

ライン種類 特徴
ナイロン4号前後 適度な伸びがあり、掛けたときの衝撃を吸収しやすい。
結び方もシンプルで扱いやすい
PE1号+ショックリーダー 伸びが少なく感度が高い。
飛距離も伸びやすいが、リーダーの結束が別途必要になる

ナイロンラインは、複数の針に魚が掛かった際の引ったくるようなアタリをある程度吸収してくれるため、バラシを減らしたい人に向いています。
仕掛け全体の結び替えもしやすく、初めてニシン釣りに挑戦する場合はナイロンから試すと扱いに慣れやすいです。

一方でPEラインは伸びが少ない分、遠くのアタリでも手元にしっかり伝わってきます。
飛距離を稼ぎたい場面や、風がある日に仕掛けを流されにくくしたい場面では、PE1号前後にショックリーダーを結んだ組み合わせが役立ちます。

アジングタックルの流用は軽い仕掛け限定と割り切る

手元にアジング用のロッドやリールがある場合、そのまま使ってみたくなるものですが、ニシン釣りでの流用は軽い仕掛けを使う場面に限ると割り切っておくのが無難です。
アジングロッドは繊細な軽量ルアーを扱うために作られており、ニシン釣りで使う重めのオモリやジグとは前提が異なります。

具体的には、風の弱い日にナス型3号前後の軽いオモリで近距離を探るような場面であれば、アジングタックルでも対応できる場合があります。
反対に、遠投が必要な場面やメタルジグを使うジグサビキでは、重さと長さの両方が不足しがちです。

ウエイト表示を超えるオモリやジグを無理にキャストすると、ロッドに負担がかかり破損につながる可能性があるため、この点は特に注意しておきたいところです。
アジングロッドのウエイト表示は多くの場合ごく軽量な範囲に設定されているため、ニシン釣りの標準的な仕掛けとは重さの桁が異なることも珍しくありません。

アジングタックルを使う場合は、あくまで軽めの仕掛けで近場を探るサブ的な位置づけとして考え、本格的に遠投やジグサビキを試したくなったタイミングで、8〜10ftのショアジギングロッドを用意する流れが無理のない進め方です。

誘いは遠投してのただ巻きとテンションフォールが軸になる

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函館のニシン釣りにおける誘いの基本は、遠投してからのただ巻きとテンションフォールを軸に組み立てることとされています。
撒き餌でニシンを寄せるアジ・イワシ用サビキとは異なり、サビキそのものを動かして誘うルアー的な釣りだからこそ、キャスト後の一連の操作が釣果を左右します。
以下、着底からアタリを取るまでの流れを段階ごとに見ていきます。

着底したらすぐ糸フケを取って仕掛けを立て直す

仕掛けが着底した直後は、まず糸フケを素早く取ることが欠かせません。
ナス型オモリやメタルジグが底に着くと、風や潮の流れでラインがたるみやすく、そのままにしておくと仕掛け全体が斜めに寝てしまいます。

糸フケが残った状態では、枝素に付いた針が本来の向きから外れてしまい、せっかくの誘いがニシンに伝わりにくくなります。
リールを数回巻いてラインにテンションをかけ、仕掛けをまっすぐ立て直す動作を、着底のたびに習慣にしておくとよいでしょう。

この一手間を省くと、根掛かりのリスクも高まります。
特に岩礁混じりの底質では、糸フケがある状態でオモリを引きずると根掛かりしやすくなるため、着底後の糸フケ取りを怠らないことが失敗を防ぎやすくする最初のポイントです。

糸フケを取ったら、竿先に伝わる感触を確かめながら次のただ巻きに移ります。
ここで底の質感(砂地か岩混じりか)をある程度把握しておくと、その日の狙うレンジの目安にもなります。

一定速度のただ巻きで広くレンジを探る

着底後の仕掛けが立ち上がったら、一定速度のただ巻きで広範囲のレンジを探るのが基本の誘い方になります。
速度にムラがあると、サビキの枝針やジグの動きが不規則になり、ニシンに違和感を与えてしまうことがあるため、リールのハンドル回転を一定に保つ意識が大切です。

巻く速さの目安としては、ハンドル1回転を1〜2秒程度のペースで刻み、途中で止めずに巻き続ける方法が扱いやすいとされています。
速すぎるとレンジを素早く通過してしまい、遅すぎると仕掛けが底に沈み込んで根掛かりの原因になりかねません。

巻き速度の目安 起こりやすい状態 対応の考え方
速め(1回転1秒未満) レンジを素早く通過しすぎる やや落として様子を見る
標準(1回転1〜2秒) 仕掛けが安定して動く まずはこの速度を基準にする
遅め(1回転2秒超) 沈み込みや根掛かりが増える オモリの号数や巻き速度を見直す

アタリが出た層をメモしておき、次のキャストではカウントダウンでその層まで沈めてから巻き始めると、群れのいるレンジを効率よくトレースできます。
同じ速度で通しつつ、当たった深さを覚えておくことが数を伸ばす近道です。

反応が薄い時は軽いシャクリ+フォールで食わせの間を作る

ただ巻きだけで反応が薄い場面では、軽いシャクリとテンションフォールを組み合わせて、ニシンに食わせる間を作る方法が効果的とされています。
竿先を小さく持ち上げてから、ラインを張ったままゆっくり沈めるテンションフォールは、フリーフォールに比べて針の姿勢を保ちやすい動かし方です。

シャクリの幅は大きくする必要はなく、竿先を軽く弾く程度で十分に誘いになります。
動きに緩急を付けることで、ただ巻きだけでは反応しなかった個体の食い気を引き出せる場合があります。

フォール中はラインの動きや竿先の変化を注視し、違和感があればすぐに合わせられる体勢を保っておくことが大切です。
テンションフォールでは糸を張ったままにするため、フリーフォールよりもアタリが手元に伝わりやすいという利点もあります。

ただし、シャクリを強くしすぎると仕掛け全体が跳ねてしまい、枝素同士が絡む原因になることがあります。
小さく鋭く動かして、あとはフォールでじっくり間を取る、というリズムを意識すると扱いやすくなります。

アタリが出ても即巻かずに追い食いを待つと数が伸びる

ニシンのサビキ釣りでアタリが出たときは、すぐに巻き上げず一呼吸置くと複数匹まとめて掛かりやすくなります
多針仕掛けの魅力は一度に何匹も掛けられる点にあり、最初のアタリで即座に巻いてしまうと、その恩恵を十分に活かせません。
ここでは、アタリが出てから取り込みに入るまでの間の取り方について詳しく見ていきます。

引ったくる強いアタリは向こう合わせで乗ることが多い

ニシンが群れで回遊しているとき、サビキの疑似餌に食いついた瞬間のアタリは強く出ることが多く、竿先が引き込まれるような感覚になります。
この手のアタリは、こちらが意識的に合わせを入れなくても魚が自ら掛かる、いわゆる向こう合わせで乗っているケースがほとんどです。

そのため、強いアタリが出た瞬間に大きく竿を煽って合わせる必要はなく、むしろ余計な動作を加えるとフックアップが浅い個体が外れる原因になります。
竿を持つ手はそのままの姿勢を保ち、魚の重みが乗っていることを確認してから次の動作に移るくらいの落ち着きが役立ちます。

特に活性が高い時間帯は連続してアタリが出ることもあるため、一つ目のアタリに気を取られすぎず、仕掛け全体の動きを俯瞰する意識も大切です。
焦らず魚の重みを竿先で感じ取ることが数を伸ばしやすくする第一歩とされています。

重みが増すまで竿先を送り込んで複数掛けを狙う

一匹目が掛かった感触があっても、そこからさらに竿先を軽く送り込むようにして間を作ると、同じ仕掛けの他の枝針に追加でヒットする場合があります。
これは群れで回遊する魚特有の動きを利用したもので、仕掛け周辺に残っている群れの個体が、動きの鈍った疑似餌に反応して次々と食いつくためです。

送り込みの目安としては、竿先をわずかに前方へ倒し、ラインにかかるテンションを一定に保ちながら数秒待つイメージが扱いやすいです。
この間に竿先へ伝わる重みが徐々に増していけば、複数匹掛かっているサインと捉えられます。

  • 一匹目のアタリ後は竿先を軽く送り、テンションを保ったまま数秒待つ
  • 竿先の重みが段階的に増えていれば追加ヒットの目安になる
  • 重みが増えない場合は無理に待たず巻き上げに移る

ただし、待ちすぎると魚がバレてしまったり、仕掛けが根や海底の障害物に触れてしまったりする場合もあるため、状況を見ながら見極めることが必要です。
欲張って長く待ちすぎるとせっかく掛かった魚をバラす可能性があるため、重みの変化が止まったタイミングで巻き上げに切り替える判断も重要です。

巻き上げは一定速度を保ちバラシと絡みを防ぐ

複数匹掛かったと感じたら、巻き上げの動作に移ります。
このとき大切なのは、急激に速度を上げたり途中で止めたりせず、一定の速度でリールを巻き続けることです。
速度にムラがあると、魚の重みが不均等にかかり、掛かりの浅い個体から外れやすくなります。

また、巻き上げの途中で竿を煽るような動作を加えると、仕掛け全体が跳ねてしまい、複数の枝針同士が絡む原因になります。
特に多点掛けの状態では、仕掛けにかかる重みが増している分、少しの動作の乱れが絡みにつながりやすいため注意が必要です。

足元まで魚が寄ってきたら、慌てて抜き上げようとせず、取り込み用の道具を使うか、確実に取り込める体勢を整えてから引き上げるようにします。
一定速度での巻き上げを意識するだけで、バラシと仕掛けの絡みはかなり減らしやすくなります
取り込みの際は足元の状況にも気を配り、暗い時間帯はヘッドライトなどの光源で手元と足元をしっかり照らしておくと、作業がスムーズに進みます。

ヒットレンジは表層から底まで刻んで探ると連発しやすい

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ニシンの群れは表層から底層まで幅広い層を移動するため、沈める深さを段階的に変えて探ることで反応する層を見つけやすくなります
同じ深さだけを繰り返し投げていると、群れが別の層にいる日は反応が出ないまま時間だけが過ぎてしまいます。
カウントダウンで層を刻む、群れの浮き沈みに合わせて巻き方を変える、当たった層を繰り返しトレースするという三つの流れを押さえておくと、群れとタイミングが合った時に連続してヒットを重ねやすくなります。

カウントダウンで沈める秒数を変えて当たる層を特定する

仕掛けを投げたら着水と同時に数を数え始め、何秒沈めたところでアタリが出たかを毎回メモのように意識しておくことが基本になります。
例えば5秒で巻き始めた時と15秒待ってから巻き始めた時とでは、通過するレンジがまったく違うため、反応の有無もはっきり変わってきます。

最初は5秒刻みくらいの粗さで探り、反応が出た秒数の前後をさらに細かく刻んでいくと、群れがいる層に短時間で近づきやすくなります。
下の表はあくまで探り方の目安として参考にしてください。

カウント秒数の目安 想定されるレンジ 探り方のポイント
0〜5秒 表層付近 着水後すぐ巻き始めて反応を見る
5〜15秒 中層付近 ゆっくり数えながら沈める時間を延ばす
15秒以上 底付近 着底の感覚をつかんでから巻き始める

底を取りすぎると根掛かりの原因になりやすいため、着底の感覚がつかめてきたら少し手前で巻き始めるくらいの余裕を持たせておくと安心です。
カウントを揃えて記録するように探るだけで、闇雲に投げるよりも群れの層に当たる確率がぐっと上がります。

群れが浮けば表層〜中層のただ巻きに切り替える

ナブラのような魚の動きが見えたり、連続してヒットする秒数が浅くなってきたりした時は、群れそのものが表層近くまで浮いてきているサインになります。
こうした場面では底を意識したカウントダウンを続けるよりも、着水後すぐに巻き始める表層〜中層のただ巻きへ切り替えた方が効率よく反応を拾えます。

群れが浮いている時間は長く続かないことも多いため、周囲の様子や直前のヒットレンジの変化には常に注意を払っておきたいところです。
反応が浅くなってきたのに底ばかり探っていると、せっかくの好機を逃してしまうこともあります。

群れの浮き沈みに気づかずに同じ探り方を続けてしまうと、周りが釣れているのに自分だけ反応が続かない可能性があるため注意が必要です。
表層で反応が続く間は、あえて沈める時間を作らずスピーディーにキャストを繰り返す方がテンポよく数を伸ばせます。

同じレンジを繰り返しトレースして群れの足を止める

一度アタリが出た秒数やレンジが分かったら、しばらくはそのレンジを狙って繰り返し仕掛けを通すことが数を伸ばすコツになります。
群れは同じ場所に留まり続けるとは限りませんが、同じレンジを丁寧にトレースし続けることで、群れの回遊ルートに仕掛けを合わせやすくなります。

反応が途切れた場合は、前後数秒だけカウントをずらして再び探ってみると良い層が見つかることがあります。
極端にレンジを変えるよりも、少しずつ調整する方が群れの動きに追従しやすくなります。

当たったレンジを丁寧に打ち返す意識を持つだけで、単発のヒットで終わらず連続した釣果につながりやすくなります。
群れの反応が完全に止まった時は無理に同じ場所へこだわらず、周囲を含めてレンジを探り直す柔軟さも忘れないようにしましょう。

函館港内と函館湾は晩秋から春先の夜間が狙い目になる

函館でニシンを狙う時期と時間帯は、晩秋から春先にかけての夜間が中心になります
ニシンは水温が下がる季節に接岸する回遊魚で、日中よりも暗くなってからのほうが岸近くまで寄りやすい性質があると言われています。
まずはエリアと時間帯の考え方を押さえておくと、釣行計画が立てやすくなります。

函館港の岸壁や渡島エリアの漁港が定番の実績場になる

函館でニシン釣りの実績場としてよく名前が挙がるのが、函館港の岸壁と、渡島エリアに点在する漁港です。
港内は水深がある場所とない場所が混在しているため、事前に地形をある程度イメージしておくと仕掛けの沈め方も調整しやすくなります。

漁港は係留船や作業用の設備が多く、遠投した仕掛けが係留ロープや隣の釣り人の仕掛けと絡んでしまうことがあります。
ポイント選びの段階で周囲との距離を確保できる場所を選ぶことが、快適に釣りを続けるための基本になります。

漁港によっては地域の漁業関係者の作業スペースとして管理されている区画があり、立入禁止や釣り禁止の表示がある場所も見られます。
表示がある場所には立ち入らず、あくまで一般の釣りが認められている範囲内で楽しむようにしましょう。

初めて訪れる場所では、日中の明るいうちに一度下見をしておくと、夜間の足場の状態や車の駐車スペースを把握しやすくなります。
特に冬場は路面が凍結しやすいため、下見の際に滑りやすい箇所を確認しておくと安心です。

常夜灯のある夕まづめ〜夜間に群れが接岸しやすい

ニシン釣りでは、常夜灯周辺が実績ポイントとしてよく選ばれます。
常夜灯の明かりに小さなプランクトンや小魚が集まりやすく、それを追ってニシンの群れが寄ってくると考えられているためです。

時間帯としては、日が沈み始める夕まづめから夜間にかけてが反応の出やすい時間帯とされています。
明るいうちは沖にいた群れが、暗くなるにつれて岸近くのレンジまで浮いてくる動きが見られることがあります。

  • 夕方は薄暗くなり始めるタイミングで仕掛けを準備しておく
  • 常夜灯の明暗の境目付近を重点的に探る
  • 反応が出た時間帯をメモしておき次回以降の参考にする

夜釣りは足元が見えにくく、荷物や仕掛けにつまずいて転倒するリスクが高まります。
ヘッドライトと予備の光源を用意し、単独での夜釣りは避けることをお勧めします。
防寒着とスパイクなど滑りにくい靴を合わせることで、冷え込みと足場の両方に備えられます。

サクラマスやホッケの釣況と合わせて回遊のタイミングを読む

ニシンの回遊は単独で判断するよりも、同じ時期に釣れている他の魚種の情報と合わせて見ていくと状況をつかみやすくなります。
函館周辺ではサクラマスやホッケの釣況もシーズンの目安として話題になることが多く、これらの釣果情報が増えてくる時期はニシンの回遊も重なりやすいとされています。

釣具店や地域の釣り情報サイトなどでは、季節ごとの釣況がまとめられていることがあります。
こうした情報を参考にしながら、自分の釣行予定と照らし合わせておくと、無駄足を減らしやすくなります。

ただし回遊魚の動きは水温や潮の状況によって変化しやすく、去年と同じ時期に必ず群れが入るとは限りません。
複数の釣果情報を組み合わせて傾向をつかむくらいの気持ちで参考にするのがちょうど良いバランスです。

最新の釣況や規制・立入に関する情報は、その時々で変わることがあります。
出かける前には公式サイトや地域の情報、現地の掲示などを確認し、無理のない範囲で計画を立てるようにしましょう。

仕掛けとロッドは実績のある市販品から選ぶと失敗しない

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ニシン釣りの仕掛けやロッドを一から自作しようとすると、針の号数やオモリの重さの組み合わせで迷いがちです。
市販品の中から実績のあるアイテムを選べば、遠回りせずに釣行準備を整えられます
ここではサビキ仕掛けとロッドをそれぞれ2種類ずつ紹介しながら、選び方の目安を整理していきます。

商品名 タイプ 特徴の目安 販売
ハヤブサ 一押サビキ 北海道ニシン ツイストケイムラ HS565 サビキ仕掛け ツイストケイムラ仕様 楽天市場(通販)
オリジナル ニシンサビキ仕掛け(8号〜12号) サビキ仕掛け 大きめの号数を揃えたラインナップ フィッシュランド苫小牧店
コルトスナイパーBBS100M ロッド ショアジギング系の設計 SHIMANO
20ラテオ モバイル106M-4 ロッド 持ち運びしやすいモバイルタイプ DAIWA

ハヤブサ 一押サビキ 北海道ニシン ツイストケイムラ HS565

この仕掛けは、北海道でのニシン釣りを想定して作られたサビキ仕掛けとして知られています。
針や糸にツイストケイムラ仕様が採用されており、朝夕のマヅメや濁り潮での反応を意識した作りになっている点が特徴です。
色や素材選びに迷ったときのベース仕掛けとして持っておくと安心感があります。

ゆうパケットでの発送に対応しているため、釣行前にまとめて注文しておきやすいのも扱いやすいポイントです。
仕掛けは消耗品でもあるので、根掛かりや絡みに備えて複数枚を用意しておくと現場での交換がスムーズになります。
初めてニシンサビキを揃える人の基準仕掛けとして選びやすいアイテムです。

ただしパッケージに記載された号数や仕様は販売時期によって変わることがあるため、購入前には内容をよく確認しておきたいところです。
最新の情報は公式サイトや販売ページでご確認ください。

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オリジナル ニシンサビキ仕掛け(8号〜12号)

こちらはフィッシュランド苫小牧店のオリジナル仕掛けで、8号から12号まで幅広い号数が揃っている点が特徴です。
数十cm級の良型が回っている日には太めの針で、小型主体の日には号数を落とすといった使い分けがしやすくなります。

現地の釣況に合わせて号数を選べる仕掛けを店頭で相談しながら選べるのは、地域に根ざしたショップならではの利点です。
函館近郊での釣行前に立ち寄って、その時期に合う号数を確認しておくのも一つの方法です。

号数の幅が広いぶん、自分のタックルやその日の魚のサイズに合わないものを選んでしまうと針掛かりが悪くなることもあるため注意が必要です。
号数選びを誤ると小型の口に対して針が大きすぎ、掛かりが浅くなりバラシが増えやすくなる点は覚えておきたいところです。

コルトスナイパーBBS100M(SHIMANO)

コルトスナイパーBBS100Mは、函館湾のニシン釣果情報の中で使用タックルとして紹介されているロッドです。
ショアジギング向けの設計が土台になっており、遠投してオモリやジグを扱う釣り方との相性が意識されています。

長さや調子がニシンサビキ・ジグサビキの運用に合わせやすく、遠投からただ巻きまでの一連の動作をこなしやすいロッドとして位置づけられています。
すでに他の魚種でショアジギングロッドを持っている人であれば、そのまま流用できる場合もあります。

価格帯や仕様は変わることがあるため、購入を検討する際は公式サイトや販売ページで最新の内容を確認しておくと安心です。

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20ラテオ モバイル106M-4(DAIWA)

20ラテオ モバイル106M-4も、函館湾のニシン釣果情報で使用タックルとして紹介されているロッドの一つです。
モバイルタイプなので継数が多く、遠征や電車移動を伴う釣行でも持ち運びしやすい形になっています。

普段の釣行では大型ロッドを使っていても、遠出する際にはコンパクトに収まるモデルがあると荷物をまとめやすくなります。
ニシン釣りは港内や漁港など移動を伴う釣行になりやすいため、こうしたモバイル性も選び方の判断材料になります。

継ぎ数が多いロッドは、収納時の破損を防ぐためにも継ぎ部分の砂や汚れを軽く拭き取ってからケースにしまう習慣をつけておくと長く使いやすくなります。
仕掛けと合わせてロッドも自分の釣行スタイルに合ったものを選んでおくと、現場での準備がスムーズになります。

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まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • 函館のニシン釣り仕掛けは、コマセを使わずルアーのように誘うサビキとオモリの組み合わせが基本になる
  • 針は8〜12号の範囲で選び、迷ったときは9〜10号を基準に、良型主体なら10〜12号、小型や食い渋りなら8〜9号へ調整する(迷ったときは9〜10号を基準にする)
  • 針の色や素材は、マヅメや濁り潮ではケイムラ、澄み潮の日中は青白系、低活性時はツイスト加工と使い分ける
  • オモリはナス型4号(約15g)前後を基準に、無風・潮が緩い場面は3号前後へ、向かい風・強い潮・飛距離が必要な場面は5〜6号前後へ増減する
  • ジグサビキで使うメタルジグは28g前後を目安とし、40gを超える重さは初期選択として避ける
  • タックルは8〜10ftのルアーロッドとナイロン4号前後のライン、3000番リールの組み合わせで扱いやすい
  • 誘いは遠投してのただ巻きとテンションフォールを軸にし、アタリが出てもすぐ巻かず追い食いを待つと数が伸びやすい
  • ヒットレンジは表層から底まで刻んで探り、函館港内や函館湾の常夜灯周りなど晩秋から春先の夜間が狙い目とされている

函館のニシン釣りは、サビキとオモリ、そして状況に応じた針とジグの使い分けさえ押さえておけば、初めての方でも仕掛け選びに迷いにくくなる釣りだといえます。

基準となる号数や重さを覚えておき、そこから風や潮、魚の食いの様子を見ながら少しずつ調整していく感覚を持つと、現場での判断がしやすくなります。

釣った後のニシンを味わう際は、アニサキスの寄生が知られる魚であることを踏まえ、冷凍や十分な加熱など安全な下処理を心がけていただきたいところです。

また、夜間の釣行になりやすい釣りでもあるため、ライフジャケットの着用や滑りにくい靴、明かりの準備、単独行動を避けるといった安全面への配慮も忘れずに行ってください。

今回ご紹介した仕掛けの考え方を参考に、無理のない範囲で函館のニシン釣りを楽しんでいただければ幸いです。

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