エクセルで写真の貼り付け方は?セル内に収める方法とコツを紹介

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エクセルの資料に写真を入れたいのに、「どこから貼り付けるのか分からない」「貼った写真がセルからはみ出してしまう」と困ったことはありませんか。

結論からいえば、写真の貼り付けは[挿入]タブの[画像]から選ぶのが基本で、セル内に収めたいときはMicrosoft 365の[セルに配置]を使うと整えやすくなります。

ただし、[セルに配置]や[セルに画像を貼り付ける]はMicrosoft 365の比較的新しい機能で、買い切り版のExcel 2021以前では使えません。
この記事の操作手順はWindows版Microsoft 365のExcelを基準にしているため、Mac版やWeb版、古いバージョンではメニュー名や使える機能が異なる場合があります。

この記事では、写真の基本的な貼り付け方から、セル内に収める方法、複数の写真の貼り付け、大きさや向きの調整、トリミング、貼り付けできないときの確認手順、ファイルが重くなったときの対処までを紹介します。

エクセルで写真を使った資料や一覧表を作りたい初心者の方も、これまで何となくコピーして貼っていた方も、手順を順番に確認しながら進められます。

貼り付け方の違いと配置の考え方が分かれば、写真入りの表をすっきり仕上げやすくなります。

この記事でわかること

  • エクセルに写真を貼り付ける基本の手順と、挿入元ごとの選び方
  • [セルに配置]と[セルの上に配置]の違いと、写真をセル内に収める方法
  • 複数の写真の貼り付け、サイズ変更、回転、トリミングのコツ
  • 写真が貼り付けられないときの確認手順と、ファイルが重いときの[図の圧縮]

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  1. エクセルで写真を貼り付けるには?[挿入]タブの[画像]から選ぶのが基本
    1. [挿入]タブの[画像]をクリックして挿入元を選ぶ
    2. 貼り付けたい写真を選んで[挿入]を押すとシート上に配置される
    3. コピー済みの写真ならCtrl+Vでそのまま貼り付けられる
  2. 挿入元は写真の保存場所に合わせて[このデバイス][ストック画像][オンライン画像]から選ぶ
    1. PCに保存した写真は[このデバイス]からフォルダーを開いて選ぶ
    2. ネット上の画像は[オンライン画像]でキーワード検索して挿入する
    3. イラストやアイコンが欲しいときは[ストック画像]の素材が使える
    4. オンライン画像は著作権や利用条件を確認してから使う
  3. 写真をセル内に収めるなら[セルに配置]、自由に動かすなら[セルの上に配置]を選ぶ
    1. [セルに配置]は写真がセルのデータになり並べ替えやフィルターにも追従する
    2. [セルの上に配置]は写真がセルから独立し位置や大きさを自由に調整できる
    3. 配置した後でも右クリックから両方の配置を切り替えられる
    4. セル内の写真を大きく見せたいときは行の高さと列の幅を広げる
  4. コピーした写真は右クリックの[セルに画像を貼り付ける]で直接セル内に入れられる
    1. 写真をコピーしてから貼り付け先のセルを選ぶ
    2. 右クリックの貼り付けオプションから[セルに画像を貼り付ける]を選ぶ
    3. ブラウザやほかのアプリからコピーした画像にも同じ手順で使える
  5. 複数の写真はファイル選択時にまとめて選べば一度に貼り付けられる
    1. ファイル選択画面でCtrlキーやShiftキーを押しながら複数の写真を選ぶ
    2. まとめて挿入した写真は重なって配置されるのでドラッグで並べ直す
    3. [図の形式]タブの[配置]→[整列]で写真の位置をきれいにそろえる
  6. 貼り付けた写真の大きさや向きはハンドルと[回転]メニューで自由に変えられる
    1. 四隅のハンドルをドラッグすると縦横比を保ったまま拡大縮小できる
    2. 正確なサイズにしたいときは[図の形式]タブで高さと幅を数値で指定する
    3. 写真上部の回転ハンドルをドラッグすると好きな角度に回転できる
    4. [回転]メニューから90度回転や左右・上下の反転を選べる
  7. 写真の不要な部分はトリミングで切り取れる
    1. 右クリックの[トリミング]で表示される黒いハンドルを内側にドラッグする
    2. [図の形式]タブの[トリミング]から縦横比や図形に合わせて切り抜ける
    3. トリミングで隠した部分は後から元に戻すことができる
  8. [形式を選択して貼り付け](Ctrl+Alt+V)を使えば画像形式を指定して貼り付けられる
    1. 写真をコピーしてからCtrl+Alt+Vで貼り付け形式の一覧を開く
    2. 背景の透過を残したいならPNGを選ぶ
    3. 写真の画質と容量のバランスを取りたいならJPEGを選ぶ
  9. 表やセル範囲は[図として貼り付け]か[図のリンク貼り付け]で画像にできる
    1. 画像にしたいセル範囲をコピーして貼り付けオプションを開く
    2. [図として貼り付け]はコピーした時点の見た目で固定される
    3. [図のリンク貼り付け]は元の表を修正すると画像にも自動で反映される
  10. 写真が貼り付けられないときはファイル形式・Excelのバージョン・シートの保護を確認する
    1. HEICなど対応していない形式の写真はJPEGやPNGに変換してから貼り付ける
    2. [セルに配置]や[セルに画像を貼り付ける]が表示されないときはExcelのバージョンを確認する
    3. シートが保護されている場合は保護を解除してから貼り付ける
    4. 貼り付けた写真が見えないときはオブジェクトの表示設定を確認する
  11. 写真でファイルが重くなったら[図の圧縮]で解像度を下げる
    1. [図の形式]タブの[図の圧縮]で用途に合った解像度を選ぶ
    2. [トリミングした部分を削除する]にチェックを入れて不要なデータを減らす
    3. 貼り付ける前に写真そのもののサイズを小さくしておく
    4. [オプション]でファイル全体の既定の解像度を下げる
  12. まとめ

エクセルで写真を貼り付けるには?[挿入]タブの[画像]から選ぶのが基本

見出し画像1

エクセルに写真を貼り付けるなら、[挿入]タブの[画像]から写真を選ぶ方法が基本です。
手順は数回のクリックで終わるので、初めての方でも迷いにくいと思います。

この記事の操作手順は、Windows版Microsoft 365のExcelを基準に説明します。
Excel 2021以前・Mac版・Web版では、メニュー名や使える機能が違う場合があります。

[挿入]タブの[画像]をクリックして挿入元を選ぶ

まず、写真を入れたいシートを開き、画面上部の[挿入]タブをクリックします。
リボンの中に[画像]というボタンがあるので、そのボタンを押してください。

ボタンを押すと、写真をどこから持ってくるかを選ぶメニューが表示されます。
Microsoft 365では[このデバイス][ストック画像][オンライン画像]といった項目が並びます。
それぞれの使い分けは次の項目で詳しく紹介するので、ここでは「最初にここを開く」と覚えておくと良いでしょう。

貼り付けたい場所のセルを先にクリックしておくと、そのセルの近くに写真が入り、あとの作業がラクになります。
位置はあとからでも動かせるので、神経質にならなくても大丈夫です。

ここまでの流れを、表にまとめておきます。

手順 操作 ポイント
1 貼り付け先のセルをクリックする おおよその位置を決めておく
2 [挿入]タブの[画像]をクリックする 挿入元のメニューが開く
3 挿入元を選び、写真をクリックする PC内の写真なら[このデバイス]
4 [挿入]を押す シート上に写真が配置される

貼り付けたい写真を選んで[挿入]を押すとシート上に配置される

PCに保存してある写真を使う場合は、[このデバイス]を選びます。
ファイルを選ぶ画面が開くので、フォルダーをたどって貼り付けたい写真をクリックし、右下の[挿入]を押してください。

すると、写真がシート上に配置され、周囲にハンドルと呼ばれる小さな丸印が表示された選択状態になります。
この状態でドラッグすれば、写真の位置を動かせます。

スマートフォンやデジタルカメラで撮った写真は、そのまま入れると大きく表示され、シートからはみ出す場合があります。
写真が大きくてもエラーではなく、元の写真のサイズが大きいだけなので、あわてなくて大丈夫です。
大きさの変え方は、別のセクションで紹介します。

お使いの環境によっては、写真をセルの中に入れるか、セルの上に浮かせるかを選べる場合があります。
この2つの違いも別のセクションで詳しく触れるので、ここでは先へ進みます。

お使いのExcelが古いと、[画像]ボタンの下に表示されるメニューの名前や項目が違って見える場合があります。項目が見つからないときは、[画像]から[このデバイス]に近い項目を探してみてください。

コピー済みの写真ならCtrl+Vでそのまま貼り付けられる

すでにコピーした画像があるなら、メニューを開かなくても貼り付けられます。
貼り付け先のセルをクリックして、キーボードのCtrlキーを押しながらVキーを押すだけです。

たとえば、別のExcelファイルに入っている写真や、画像編集ソフトで開いている写真をコピーした場合などに便利です。
[挿入]タブに戻る手間がなく、同じ写真を何か所かに入れたいときにも役立ちます。

ただし、コピーしたものが画像そのものでないと、写真としては貼り付きません。
文字や表をコピーしていると、そのまま文字や表として入ってしまうので、コピー元をよく確認してください。

Ctrl+Vで貼った写真は、貼り付けの形式を選べるので、見た目や画質を調整したいときの選択肢が広がります。
その使い分けは、あとのセクションで紹介します。

  • PCに保存済みの写真は、[挿入]タブの[画像]から選ぶ
  • すでにコピーした画像は、Ctrl+Vでそのまま貼る
  • 大きさや位置は、貼り付けたあとに調整できる

挿入元は写真の保存場所に合わせて[このデバイス][ストック画像][オンライン画像]から選ぶ

写真の挿入元は、保存場所に合わせて3つの中から選べば迷いません。
パソコンの中にある写真なら[このデバイス]、ネット上の画像なら[オンライン画像]、イラストやアイコンなら[ストック画像]です。

[挿入]タブの[画像]をクリックすると、この3つが並んで表示されます。
この記事の手順はWindows版Microsoft 365のExcelを基準にしています。
Excel 2021以前・Mac版・Web版では、メニュー名や選べる項目が違う場合があります。

挿入元 向いている場面 選び方の目安
このデバイス パソコンに保存した写真を使いたいとき フォルダーを開いて写真を選ぶ
オンライン画像 ネット上の画像を探して使いたいとき キーワードで検索して選ぶ
ストック画像 イラストやアイコンを入れたいとき 分類から素材を選ぶ

PCに保存した写真は[このデバイス]からフォルダーを開いて選ぶ

自分で撮影した写真やダウンロード済みの写真は、[このデバイス]から入れるのが基本です。
クリックするとファイルを選ぶ画面が開くので、写真が入っているフォルダーまで進みます。

写真が見つかったら、ファイルをクリックして[挿入]を押します。
フォルダーが深い場所にあるときは、画面上部のアドレス欄や検索ボックスを使うと探す手間が減ります。

スマートフォンで撮った写真は、先にパソコンへ移しておく必要があります。
クラウドの同期フォルダーに入っている場合も、パソコン側に保存されていれば同じ手順で選べます。

写真の枚数が多いと、どれを選ぶか迷いやすくなります。
ファイル選択画面の表示を大きなアイコンに切り替えておくと、中身を見ながら選べます。

ネット上の画像は[オンライン画像]でキーワード検索して挿入する

パソコンに写真がないときは、[オンライン画像]が使えます。
選ぶと検索ボックスが表示されるので、探したい内容をキーワードで入力してEnterキーを押します。

検索結果にはBingの画像検索で見つかった画像が並びます。
気に入った画像をクリックして選び、[挿入]を押すとシートに入ります。
複数の画像にチェックを付けて、まとめて入れることもできます。

キーワードは「花」「台所」のように具体的に入れると、探しやすくなります。
検索結果が多すぎるときは、画面に表示される絞り込みの項目を試してみてください。

なお、Web版やMac版、古いバージョンでは、[オンライン画像]の名前や表示のされ方が違うことがあります。
見当たらないときは、[このデバイス]から入れる方法に切り替えると安心です。

イラストやアイコンが欲しいときは[ストック画像]の素材が使える

写真ではなく、イラストやアイコン、ステッカーのような素材が欲しいときは[ストック画像]が便利です。
資料の見出しの横に小さなマークを添えたいときなどに向いています。

選ぶと素材の一覧が開き、画像・アイコン・イラストなどの分類が表示されます。
上の検索ボックスにキーワードを入れて探すこともできます。

  • 素材をクリックして選び、[挿入]を押すとシートに入る
  • 複数の素材にチェックを付ければ、まとめて挿入できる
  • アイコンは色や大きさを、あとから変更しやすい

ストック画像は、Microsoft 365の契約状況などによって、使える素材が異なる場合があります。
項目が見当たらないときは、お使いのバージョンや契約内容を確認してみてください。

オンライン画像は著作権や利用条件を確認してから使う

[オンライン画像]で見つかった画像は、検索に出てきたからといって、自由に使えるとは限りません。
画像には作った人の権利があり、使える範囲や条件は1枚ずつ違います。

検索画面にはCreative Commonsというライセンスで絞り込む表示もあります。
ただ、絞り込んだ結果でも権利が保証されるわけではないため、ライセンスの内容や利用条件の確認は、使う人自身が行う必要があります。

確認するときは、画像の元のページを開いて、作者の名前や利用条件が書かれているかを見ます。
条件がはっきりしないときは、その画像を使わないのが安全です。

また、他人が撮影した写真や、人物が写った写真を無断で使うと、著作権や肖像権の問題につながることがあります。
仕事の資料やブログなど、人に見せる文書では特に注意して、自分で撮った写真や利用条件が明確な素材を選ぶと安心です。

写真をセル内に収めるなら[セルに配置]、自由に動かすなら[セルの上に配置]を選ぶ

見出し画像2

写真をセルの中にきれいに収めたいときは、[セルに配置]を選ぶのが基本です。
位置や大きさを自由に決めたいときは、[セルの上に配置]を選びます。

この2つは名前が似ていますが、写真の扱われ方がまったく違います。
先に違いを表でつかんでおくと、迷わず選べます。
なお、この記事の操作はWindows版Microsoft 365のExcelを基準にしています。
Excel 2021以前、Mac版、Web版では、メニュー名や使える機能が違う場合があります。

比較する点 [セルに配置] [セルの上に配置]
写真の扱い セルの値として入る セルとは別のオブジェクトとして浮かぶ
大きさ セルの大きさに合わせて表示される ハンドルで自由に変えられる
並べ替えやフィルター セルと一緒に動く 写真は動かず、ずれることがある
向いている場面 商品一覧や名簿など、表に写真を並べる チラシ風の資料など、自由にレイアウトする

[セルに配置]は写真がセルのデータになり並べ替えやフィルターにも追従する

[セルに配置]は、写真をセルの値として中に入れる機能です。
写真はセルの大きさに合わせて表示されるので、はみ出したり、ほかのセルにかぶさったりしません。

いちばん助かるのは、並べ替えやフィルターをかけたときです。
写真がセルの一部として扱われるため、同じ行の文字と一緒に写真も動いてくれます。
商品名の横に写真を並べた表でも、行ごとの対応がずれにくくなります。

ただし、[セルに配置]はMicrosoft 365の比較的新しい機能です。
買い切り版のExcel 2021以前では使えないため、メニューに表示されない場合はお使いのバージョンを確認してください。

[セルの上に配置]は写真がセルから独立し位置や大きさを自由に調整できる

[セルの上に配置]は、写真をセルとは別のオブジェクトとして、シートの上に浮かせる配置です。
ドラッグで好きな場所に動かせて、ハンドルで大きさも変えられます。

セルの枠にとらわれないので、複数のセルにまたがる大きな写真や、文字と重ねたレイアウトに向いています。
一方で、写真はセルのデータではありません。
並べ替えをすると、文字だけが動いて写真が元の位置に残ることがあります。

[セルに配置]が使えない環境で写真を表に収めたいときは、次の方法が役立ちます。

  • [セルの上に配置]で写真を貼り付ける
  • セルの大きさに合わせて、写真を縮める
  • 写真を右クリックして[図の書式設定]を開き、[サイズとプロパティ]の[プロパティ]を選ぶ
  • 「セルに合わせて移動やサイズ変更をする」を選ぶ

この設定にしておくと、行や列の大きさを変えたときに写真も一緒に動いたり伸び縮みしたりします。
写真を縮める作業を先に済ませてから設定しないと、セルからはみ出したままになるので、順番に気をつけましょう。

配置した後でも右クリックから両方の配置を切り替えられる

どちらの配置で貼り付けたか忘れても、心配はいりません。
貼り付けたあとでも、写真を右クリックして表示されるメニューから配置を切り替えられます。

[セルの上に配置]の写真を右クリックすると[セルに配置]が、[セルに配置]の写真を右クリックすると[セルの上に配置]が選べます。
作業の途中で「やっぱり表に組み込みたい」と感じたときにも、貼り直さずに済みます。

切り替えるときは、写真の見え方が変わる点に注意してください。
[セルの上に配置]から[セルに配置]にすると、写真はセルの大きさに合わせて表示されます。
逆に戻すと、写真が浮いた状態になるので、位置の調整が必要になる場合があります。

セル内の写真を大きく見せたいときは行の高さと列の幅を広げる

[セルに配置]の写真は、セルの大きさに合わせて表示されます。
そのため、写真が小さくて見づらいときは、行の高さと列の幅を広げると写真も大きくなります。

広げる方法は、行番号や列番号の境目をドラッグするのが手軽です。
数値で決めたい場合は、行や列を選んで右クリックし、[行の高さ]や[列の幅]から入力します。
数値は目安として、写真を見ながら少しずつ調整するとうまくいきます。

写真は縦横比を保ったまま表示されるので、行だけ、あるいは列だけを広げても、写真の見た目はそれほど変わりません。
大きくしたいときは、行と列の両方をバランスよく広げるのがコツです。

ただし、行や列を広げすぎると、1画面に入る行数が減って、表全体が見渡しにくくなります。
写真の見やすさと表の見やすさの両方を見ながら、ちょうどよい大きさを探してみてください。

コピーした写真は右クリックの[セルに画像を貼り付ける]で直接セル内に入れられる

コピーした写真をセルの中に入れたいときは、右クリックの[セルに画像を貼り付ける]を選べば、写真がセルのデータとして直接収まります。

Ctrl+Vで貼り付けると、写真はセルの上に浮いた状態になるのが一般的です。
この方法なら最初からセルの中に入るので、位置を合わせる手間がかかりません。
写真を何枚も並べる表づくりにも向いています。

この機能は、Windows版Microsoft 365のExcelを基準に説明しています。
買い切り版のExcel 2021以前では使えないので、メニューに見当たらないときはバージョンをご確認ください。
Mac版やWeb版では、メニュー名や使える機能が異なる場合があります。

手順 操作の内容
① 写真(画像)をコピーする
② 貼り付け先のセルを1つクリックして選ぶ
③ 右クリックして[セルに画像を貼り付ける]を選ぶ

写真をコピーしてから貼り付け先のセルを選ぶ

最初に、貼り付けたい写真をコピーします。
シート上の写真ならクリックしてCtrl+C、ブラウザや画像ソフトの写真なら、それぞれのコピー操作を行います。

次に、写真を入れたいセルを1つクリックして選びます。
この順番が大切で、先にセルを選んでからコピーしても、手順としては問題ありません。
ただし、コピーしたあとにほかの内容をコピーし直すと、貼り付けられる中身が入れ替わってしまいます。

貼り付け先を選ぶ間に、ほかの文字や画像をコピーしないよう注意してください。思っていた写真と違うものが入ってしまい、やり直しになることがあります。

セルは、あらかじめ行の高さと列の幅を少し広げておくと、貼り付けた結果が見やすくなります。
広げ方は前のセクションで紹介したとおりです。

右クリックの貼り付けオプションから[セルに画像を貼り付ける]を選ぶ

セルを選んだ状態で右クリックすると、メニューの上のほうに[貼り付けのオプション]が表示されます。
その中から[セルに画像を貼り付ける]を選んでください。
項目名は、マウスポインターを合わせると表示されます。

すると写真がセルの大きさに合わせて入り、セルの値として扱われます。
Ctrl+Vと違い、最初から写真がセルの中に収まるのが、この方法の大きな違いです。

ホームタブの[貼り付け]の下にある▼からも、同じ項目が見つかる場合があります。
右クリックのメニューが見つけにくいときは、こちらも試してみてください。

[セルに画像を貼り付ける]が出てこない場合は、お使いのExcelがこの機能に対応していない場合があります。
そのときは、[セルの上に配置]で貼り付けたうえで、セルの大きさに合わせて縮めておく方法が代わりになります。
あわせて[図の書式設定]の[サイズとプロパティ]で「セルに合わせて移動やサイズ変更をする」を選ぶと、セルの動きに写真も付いてきます。

ブラウザやほかのアプリからコピーした画像にも同じ手順で使える

この手順は、Excelの中の写真だけでなく、ブラウザやほかのアプリからコピーした画像にも使えます。
たとえばブラウザなら、画像を右クリックして[画像をコピー]を選び、Excelでセルを選んで同じ操作をするだけです。

ペイントなどの画像ソフトやスマホ連携アプリで開いた写真も、コピーさえできれば同じように貼り付けられます。
画面の見た目は違っても、流れはこれまでの3ステップと変わりません。

ただし、ネット上の画像には、著作権や利用条件が決められているものが多くあります。
他人が撮った写真や、人物が写った写真を無断で使うのは避けましょう。
使ってよいかどうかの確認は、読者ご自身で行う必要があります。

うまく貼り付けられないときは、画像の形式が対応していない場合があります。
原因の確認手順は、このあとのセクションで順番にご紹介します。

コピー元 コピーの例
Excelのシート上 写真をクリックしてCtrl+C
ブラウザ 画像を右クリックして[画像をコピー]
画像ソフトなど アプリのコピー機能を使う

複数の写真はファイル選択時にまとめて選べば一度に貼り付けられる

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複数の写真は、ファイル選択画面でまとめて選んでから[挿入]を押せば、一度にシートへ貼り付けられます。
1枚ずつ[画像]から挿入する手間が省けるので、枚数が多いほど作業がラクになります。

ただし、まとめて入れた写真は同じ場所に集まりやすく、そのままでは見づらくなります。
挿入したあとに並べ直す流れまで、あわせて見ていきましょう。

なお、この記事の操作手順はWindows版Microsoft 365のExcelを基準にしています。
Excel 2021以前、Mac版、Web版ではメニュー名や使える機能が異なる場合があります。

ファイル選択画面でCtrlキーやShiftキーを押しながら複数の写真を選ぶ

[挿入]タブの[画像]から挿入元を選び、写真が入ったフォルダーを開きます。
ここで1枚目をクリックしたあと、キーボードを使って選択を増やしていきます。

キーによって選び方が変わるので、下の表を目安にしてください。

操作 選ばれる写真 向いている場面
Ctrlキーを押しながらクリック クリックした写真だけが1枚ずつ追加される フォルダー内から飛び飛びに選びたいとき
Shiftキーを押しながらクリック 最初に選んだ写真から最後にクリックした写真までがまとめて選ばれる 並んでいる写真を連続で選びたいとき
Ctrl+A そのフォルダー内のファイルがすべて選ばれる フォルダーの写真を全部使いたいとき

選び終わったら、画面右下の[挿入]をクリックします。
複数の写真を選んだ状態で[挿入]を1回押すだけで、選んだ写真が一度にシートへ入ります。

フォルダー内の写真の並び順は、ファイル名や更新日で変わります。
あとで並べる順番が決まっているなら、あらかじめファイル名に番号を付けておくと、選ぶ作業も並べ直しもスムーズです。

まとめて挿入した写真は重なって配置されるのでドラッグで並べ直す

複数の写真を挿入すると、写真は同じあたりに重なって表示される場合があります。
一番上に見えている写真の下に、ほかの写真が隠れているイメージです。

慌てなくても大丈夫です。
一番上にある写真をクリックして、そのまま空いている場所までドラッグしてください。
下に隠れていた写真が現れるので、同じ手順を繰り返して1枚ずつ動かしていきます。

重なった写真を見落としたまま作業を進めないよう注意が必要です。
挿入した枚数と、シート上で見えている枚数が合っているかを、いったん確かめておくと安心です。

写真が小さくて掴みにくいときは、[ホーム]タブの[検索と選択]から[オブジェクトの選択]を使う方法があります。
この状態でシート上をドラッグして囲むと、範囲内の写真をまとめて選べます。

ここまでの操作は、写真がセルの上に浮いている[セルの上に配置]の状態を前提にしています。
[セルに配置]で入れた写真はセルの値として扱われるため、ドラッグで自由に動かす対象にはなりません。

[図の形式]タブの[配置]→[整列]で写真の位置をきれいにそろえる

ドラッグだけで並べると、どうしても数ミリのズレが出てしまいます。
そこで役に立つのが、[図の形式]タブにある整列の機能です。

まず、Ctrlキーを押しながら、そろえたい写真を順にクリックして複数選びます。
写真を選ぶと[図の形式]タブが表示されるので、[配置]グループの[配置]をクリックし、整列のメニューを開いてください。

  • [左揃え][左右中央揃え][右揃え]:横方向の位置をそろえます
  • [上揃え][上下中央揃え][下揃え]:縦方向の位置をそろえます
  • [左右に整列][上下に整列]:写真どうしの間隔を均等にします

たとえば横に3枚並べたいときは、まず[上揃え]で高さをそろえ、続けて[左右に整列]で間隔を整えます。
間隔をそろえる機能は、目安として3枚以上の写真を選んだときに使えます。

大きさがばらばらの写真は、先にサイズをそろえておくと仕上がりがきれいになります。
サイズの変え方はこのあとのセクションで詳しくご紹介します。
メニュー名は環境によって表示が違う場合があるので、見当たらないときは[図の形式]タブ内をご確認ください。

貼り付けた写真の大きさや向きはハンドルと[回転]メニューで自由に変えられる

貼り付けた写真の大きさや向きは、写真をクリックすると表示されるハンドルと、[図の形式]タブの[回転]メニューで調整できます。
ドラッグで感覚的に変える方法と、数値で正確に指定する方法があるので、目的に合わせて使い分けると便利です。

ここでは、Windows版Microsoft 365のExcelを基準にご紹介します。
Excel 2021以前やMac版、Web版では、メニュー名や使える機能が異なる場合があります。

なお、[セルに配置]で入れた写真はセルの大きさに合わせて表示される仕組みなので、ハンドルによる拡大縮小や回転は使えません。
ハンドルで自由に動かしたいときは、[セルの上に配置]に切り替えてから操作してください。

四隅のハンドルをドラッグすると縦横比を保ったまま拡大縮小できる

[セルの上に配置]の写真をクリックすると、周囲に白い丸のハンドルが8つ表示されます。
大きさを変えるときは、四隅のハンドルをドラッグするのが基本です。
縦横比が保たれたまま、写真が拡大縮小されます。

上下左右の辺の中央にあるハンドルは、写真が縦か横にだけ伸びるため、人や物が引き伸ばされたように歪んでしまいます。
縦横比をあえて変えたいときだけ使うようにしましょう。

Altキーを押しながらドラッグすると、写真の端がセルの枠線にぴったり吸着します。
表のマス目に合わせて配置したいときに役立ちます。

拡大しすぎると、写真が粗く見える場合があります。
元の写真より大きく引き伸ばすのは、目安として控えめにしておくと安心です。

正確なサイズにしたいときは[図の形式]タブで高さと幅を数値で指定する

複数の写真を同じ大きさにそろえたいときは、数値での指定が向いています。
写真をクリックして[図の形式]タブを開き、右端の[サイズ]グループにある[高さ][幅]のボックスに数値を入力してEnterキーを押します。

初期設定では縦横比が固定されているため、高さを入力すると幅も自動で変わります。
単位はcmで表示されることが多く、環境によって異なる場合があります。

方法 向いている場面 操作の目安
四隅のハンドルをドラッグ 見た目を確認しながら大まかに調整したいとき 四隅の丸をドラッグする
[高さ][幅]に数値を入力 複数の写真を同じ大きさにそろえたいとき [図の形式]タブ→[サイズ]グループ
[図の書式設定]の[サイズ] 縦横比の固定を解除したいとき 右クリックから[図の書式設定]を開く

縦横比を自由に変えたい場合は、[図の書式設定]の[サイズ]で[縦横比を固定する]のチェックを外します。
チェックを外したまま数値を入力すると、写真が歪みやすくなるので、作業後は元に戻しておくと安心です。

写真上部の回転ハンドルをドラッグすると好きな角度に回転できる

写真を選択すると、上部の中央に矢印が円を描いたような回転ハンドルが表示されます。
これをつかんで左右にドラッグすると、写真が自由な角度で回転します。

Shiftキーを押しながらドラッグすると、15度ずつの刻みで回転します。
真横や斜め45度など、きれいな角度にしたいときに便利です。

傾いて撮ってしまった写真をまっすぐに直したいときにも、この方法が使えます。
ただし、回転させた写真は四隅の位置が変わるため、セルの枠線に合わせにくくなる場合があります。

角度をきっちり指定したいときは、[図の書式設定]の[サイズ]にある[回転]の欄に数値を入力する方法もあります。

[回転]メニューから90度回転や左右・上下の反転を選べる

横向きに写ってしまった写真を縦に直したいときは、メニューから選ぶほうが早くて確実です。
写真をクリックして[図の形式]タブを開き、[配置]グループの[回転]をクリックします。

  • [右へ90度回転]:時計回りに90度回します
  • [左へ90度回転]:反時計回りに90度回します
  • [上下反転]:上下をひっくり返します
  • [左右反転]:鏡に映したように左右を入れ替えます

スマートフォンで撮った写真が、貼り付けたら横向きになっていた、というときは[右へ90度回転]か[左へ90度回転]を試してみてください。
向きが合うまで押し直せば、何度でもやり直せます。

[左右反転]は、文字が写っている写真に使うと文字も裏返って読めなくなります。
反転を使う前に、写真に文字が入っていないか確認しておきましょう。

メニュー名や配置は、Excelのバージョンや画面の幅によって変わる場合があります。
見当たらないときは、[図の形式]タブ内をご確認ください。

写真の不要な部分はトリミングで切り取れる

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写真の余計な部分は、トリミング機能を使えばExcelの中だけで切り取れます。
ほかの画像編集ソフトを開かなくてよいので、貼り付けた直後にそのまま整えられて手軽です。

この記事の手順は、Windows版Microsoft 365のExcelを基準にしています。
Excel 2021以前・Mac版・Web版では、メニュー名や表示される項目が違う場合があります。

ここでは、ドラッグで切り取る方法、縦横比や図形に合わせる方法、そして隠した部分を元に戻す方法の3つを順に見ていきましょう。

右クリックの[トリミング]で表示される黒いハンドルを内側にドラッグする

いちばん手軽なのは、写真を右クリックして[トリミング]を選ぶ方法です。
写真の四隅と辺に、太い黒い線のようなハンドルが表示されます。

切り取りたい側のハンドルにマウスポインターを合わせ、写真の内側へドラッグしてください。
暗くなった部分が切り取られる範囲で、思った位置で指を離せば範囲が決まります。
最後に、写真の外側のセルをクリックするか、Escキーを押すと確定します。

前のセクションで触れたサイズ変更のハンドルとは別物で、トリミング中は写真そのものが拡大縮小されるわけではありません。
あくまで見せる範囲を狭めるだけです。

写真の中身をずらして、見せたい位置を調整することもできます。
トリミング中に写真をドラッグすると、枠はそのままで中の画像だけが動きます。

[セルに配置]で入れた写真は、トリミングのメニューが表示されない場合があります。そのときは、右クリックから[セルの上に配置]に切り替えてから試してみてください。

[図の形式]タブの[トリミング]から縦横比や図形に合わせて切り抜ける

写真を選ぶと、リボンに[図の形式]タブが現れます。
右端あたりにある[トリミング]の下向き矢印をクリックすると、目的に合わせた切り抜き方が選べます。

メニュー できること
トリミング 黒いハンドルをドラッグして自由に切り取ります
図形に合わせてトリミング 円や角丸四角形などの形に写真を切り抜きます
縦横比 1:1や4:3など、決まった比率で切り取る枠を出します
塗りつぶし 枠いっぱいに写真が広がるように表示します
枠に合わせる 写真全体が枠に収まるように表示します

たとえば商品リストのように、同じ大きさの写真をたくさん並べたいときは、[縦横比]で「1:1」を選ぶと正方形にそろえられます。
写真ごとに比率がばらばらだと表が乱れて見えるので、先に比率をそろえておくと仕上がりがすっきりします。

丸く切り抜きたいなら、[図形に合わせてトリミング]から楕円を選びます。
縦横比を1:1にしてから図形を選ぶと、正円になりやすいです。

表示される項目名や並び方は、画面の幅やバージョンによって変わる場合があります。
見当たらないときは、[図の形式]タブ内をご確認ください。

トリミングで隠した部分は後から元に戻すことができる

トリミングしたあとでも、切り取った部分は隠れているだけなので、あとから元に戻せます。
もう一度写真を右クリックして[トリミング]を選び、黒いハンドルを外側へドラッグすれば、隠れていた部分が再び表示されます。

やり直したい操作が直前なら、Ctrl+Zで取り消すのも早い方法です。
何度かトリミングを重ねたあとでも、ハンドルで少しずつ調整し直せます。

もっと一気に戻したいときは、[図の形式]タブの[図のリセット]が使えます。
ただし、トリミングだけでなく、明るさや色などの調整も一緒に元の状態に戻る点に注意してください。

ここで押さえておきたいのは、隠しただけで、データはファイルの中に残っているという点です。
見せたくない部分が写っている写真を、トリミングしただけで共有するのは避けましょう。
受け取った人が範囲を広げれば、隠した部分を見られてしまいます。

ファイルを軽くしたいときや、隠した部分を本当に消したいときは、[図の圧縮]で「図のトリミング部分を削除する」にチェックを入れます。
この操作は保存すると元に戻せないので、実行する前に元の写真やファイルのコピーを残しておいてください。
手順の詳細は、後ほど[図の圧縮]のセクションで紹介します。

[形式を選択して貼り付け](Ctrl+Alt+V)を使えば画像形式を指定して貼り付けられる

コピーした画像は、Ctrl+Alt+Vで[形式を選択して貼り付け]を開けば、PNGやJPEGなど好きな形式を選んで貼り付けられます。
ふつうのCtrl+Vでは、Excelがコピー元に合わせて形式を自動で決めます。

用途に合わせて形式を選び分けると、見た目もファイルの重さも整えやすくなります。
この記事はWindows版Microsoft 365のExcelを基準にしています。
Excel 2021以前やMac版、Web版ではメニュー名や表示される項目が違う場合があります。

写真をコピーしてからCtrl+Alt+Vで貼り付け形式の一覧を開く

手順は、貼り付けたい写真をコピーして、貼り付け先のセルを選び、Ctrl+Alt+Vを押すだけです。
[形式を選択して貼り付け]というウィンドウが開き、[形式]の欄に選べる項目が並びます。

Excel内の写真をコピーした場合は、[図(PNG)][図(JPEG)][図(GIF)]といった項目が表示されるのが一般的です。
ブラウザなどほかのアプリからコピーしたときは、項目の内容が変わります。

形式を選んで[OK]を押すと、その形式の画像として貼り付けられます。
多くの場合は、セルとは別に浮かんだ状態のオブジェクトとして置かれます。

  • 写真をコピーする
  • 貼り付け先のセルを選ぶ
  • Ctrl+Alt+Vを押す
  • [形式]の一覧から使いたい形式を選び、[OK]を押す

一覧に画像の項目が出ないときは、画像ではなく文字や表をコピーしている場合があります。
コピーしたものを見直してから、もう一度試してみてください。

背景の透過を残したいならPNGを選ぶ

ロゴや切り抜いた写真など、背景を透明にしてある画像には、背景の透過を残したいときはPNGを選ぶのが基本です。
PNGは透明な部分をそのまま保てる形式なので、シートの色や下にあるセルの色が透けて見えます。

たとえば、色付きのセルの上に切り抜き画像を重ねる場面で役に立ちます。
JPEGを選ぶと透明な部分が白などで塗りつぶされ、四角い枠が目立つ仕上がりになることがあります。

ただし、PNGは写真のように色の多い画像だと、容量が大きくなりやすい傾向があります。
透過が要らない写真まで、すべてPNGにそろえる必要はありません。

写真の画質と容量のバランスを取りたいならJPEGを選ぶ

風景や料理など、色の変化が多い写真には、JPEGが向いています。
JPEGは画像データを圧縮して、容量を小さくしやすい形式です。
写真を何枚も貼るシートでは、ファイルが重くなるのを抑える助けになります。

一方で、JPEGは圧縮するときに細かい情報を減らすため、透明な背景は保てません。
文字が入った画像や細い線の図では、輪郭がぼやけて見える場合もあります。

目的別の目安を、表にまとめました。

形式 向いている画像 特徴
PNG ロゴ、切り抜き画像、文字入りの図 透過を残せる。
写真だと容量が大きくなりやすい
JPEG 風景や料理などの写真 容量を抑えやすい。
透過は使えない

迷ったときは、透過が要るかどうかで決めると選びやすくなります。
透過が要るならPNG、要らない写真ならJPEGを選ぶ、という考え方です。
一覧に出てくる形式の名前は、Excelのバージョンやコピー元によって違うことがあります。

すでに貼り付けた写真の容量を減らしたいときは、あとの[図の圧縮]のセクションで紹介する方法が使えます。

表やセル範囲は[図として貼り付け]か[図のリンク貼り付け]で画像にできる

見出し画像5

表やセル範囲は、コピーしてから貼り付けオプションで図を選ぶと、画像として貼り付けられます。
文字や罫線がそのまま写真のように扱えるので、レイアウトを崩したくない資料づくりに向いています。

ここでは、写真ではなくセルの表を画像にする方法を紹介します。
操作手順はWindows版Microsoft 365のExcelを基準にしています。
Excel 2021以前、Mac版、Web版では、メニュー名や使える機能が異なる場合があります。

画像にしたいセル範囲をコピーして貼り付けオプションを開く

まず、画像にしたい表やセル範囲をドラッグで選び、Ctrl+Cでコピーします。
選択した範囲のまわりに点線が表示されれば、コピーできている合図です。

次に、貼り付け先のセルを選びます。
[ホーム]タブの[貼り付け]の下にある「▼」を押し、[その他の貼り付けオプション]の中から図のアイコンを探します。
右クリックで開く貼り付けオプションからも、同じ選択肢に進めます。

アイコンにマウスを載せると、「図」や「リンクされた図」といった名前が表示されます。
この記事の[図として貼り付け]は「図」、[図のリンク貼り付け]は「リンクされた図」にあたります。
表示名はExcelのバージョンによって少し違う場合があるため、お使いの画面で確認してください。

ここでの図は、写真をセル内に入れる[セルに配置]とは別のものです。
どちらの貼り付けも、セルとは独立したオブジェクトとして、シートの上に配置されます。

[図として貼り付け]はコピーした時点の見た目で固定される

[図として貼り付け]を選ぶと、コピーした瞬間の見た目がそのまま画像として固定されます。
貼り付けたあとで元の表の数字を書き換えても、画像は変わりません。

この性質は、月ごとの報告用に「この時点の状態」を残したいときに便利です。
たとえば家計の集計表を画像にして、別のシートに保管しておく使い方があります。

画像になるので、セルの内容を直接編集することはできません。
文字を直したいときは、元の表を修正してからもう一度コピーし、貼り直します。
固定された画像は元の表と連動しないため、古い数字のまま残っていないか、共有前に見直しておきましょう。

貼り付けた画像は、四隅のハンドルで大きさを変えたり、ドラッグで動かしたりできます。
ただし拡大しすぎると、文字の輪郭がぼやけて見える場合があります。

[図のリンク貼り付け]は元の表を修正すると画像にも自動で反映される

[図のリンク貼り付け]は、元のセル範囲とつながった画像を作る方法です。
元の表の数字や文字を修正すると、画像の内容も自動で更新されます。

たとえば、集計表とは別のシートに「見せる用」の画像を置いておけば、集計表を直すだけで表示も更新されます。
同じ表を何度も貼り直す手間が減り、直し忘れも防ぎやすくなります。

2つの方法の違いを、表にまとめました。

項目 図として貼り付け 図のリンク貼り付け
貼り付け後の状態 その時点の見た目で固定 元のセル範囲とつながる
元の表を修正したとき 画像は変わらない 画像にも反映される
向いている用途 記録の保存、提出用の資料 常に最新の表を見せたい画面

リンクした画像は、元のセル範囲と結びついています。
元の表の行や列を削除したり、範囲の場所を大きく変えたりすると、表示が崩れる場合があります。
別のファイルの表をリンクした場合は、元のファイルを移動すると更新されないこともあるため注意してください。

迷ったときは、あとから数字が変わるかどうかで選ぶと決めやすくなります。
変わる表を見せ続けたいならリンク、変えたくない記録ならそのまま貼り付ける方法が合っています。
最新の操作画面については、お使いのExcelのヘルプもあわせてご確認ください。

写真が貼り付けられないときはファイル形式・Excelのバージョン・シートの保護を確認する

写真がうまく貼り付けられないときは、①ファイル形式、②Excelのバージョン、③シートの保護の順に確認すると原因を絞り込めます。
それでも見つからない場合は、写真が表示されていないだけのこともあるため、最後にオブジェクトの表示設定も見てみましょう。

この記事の手順はWindows版Microsoft 365のExcelを基準にしています。
Excel 2021以前・Mac版・Web版では、メニュー名や使える機能が異なる場合があります。

確認の順番 見るところ 主な対処
①ファイル形式 HEICなど対応外の形式ではないか JPEGやPNGに変換する
②バージョン 使いたい機能がそのExcelにあるか 別の貼り付け方法に切り替える
③シートの保護 シートやブックが保護されていないか 許可を得たうえで保護を解除する
④表示設定 オブジェクトが非表示になっていないか [詳細設定]で表示に戻す

HEICなど対応していない形式の写真はJPEGやPNGに変換してから貼り付ける

最初に疑いたいのは、写真のファイル形式です。
スマートフォンで撮った写真はHEICという形式で保存されていることがあり、Excelでは挿入できなかったり、ファイル選択画面に表示されなかったりする場合があります。

そのようなときは、JPEGやPNGに変換してから貼り付けると解決しやすくなります。
Windowsに入っている「フォト」や「ペイント」で写真を開き、[名前を付けて保存]でJPEGまたはPNGを選ぶ方法があります。
HEICを開けるかどうかはパソコンの環境によって異なるため、開けない場合は変換用のツールを使う手もあります。

スマートフォン側で、撮影時の形式を互換性の高いものに変えられる機種もあります。
設定の名前は機種によって違うので、お使いの端末の説明をご確認ください。

変換するときは、元の写真を上書きせず、別名で保存しておくと安心です。

[セルに配置]や[セルに画像を貼り付ける]が表示されないときはExcelのバージョンを確認する

形式に問題がなければ、次はExcelのバージョンです。
[セルに配置]と[セルに画像を貼り付ける]はMicrosoft 365の比較的新しい機能で、買い切り版のExcel 2021以前では使えません。
メニューに見当たらないのは、操作の間違いではなく機能がないためかもしれません。

お使いのExcelは、[ファイル]→[アカウント]の画面で確認できます。
Microsoft 365でも、更新の状況によってはまだ表示されない場合があります。
Mac版やWeb版も、メニュー名や使える機能が異なることがあります。

機能が使えない環境では、[セルの上に配置]で貼り付けてからセルに合わせる方法が代わりになります。
写真をセルの大きさに合わせて縮めたら、写真を右クリックして[図の書式設定]→[サイズとプロパティ]→[プロパティ]を開き、「セルに合わせて移動やサイズ変更をする」を選びます。
これで、行や列の大きさを変えても写真が一緒に動きます。

シートが保護されている場合は保護を解除してから貼り付ける

シートが保護されていると、写真の挿入や貼り付けのメニューが灰色で押せなくなることがあります。
共有された資料や、会社・学校から配られたファイルでよく起こります。

[校閲]タブに[シート保護の解除]と表示されていれば、保護がかかっている状態です。
解除してよいのは、ファイルの持ち主や管理者の許可がある場合に限ります。パスワードが必要なときも、自分で探ったりせず、持ち主に確認してください。

ファイルを開いた直後に、上部に黄色や赤の帯が出ている場合は、保護ビューで開いている可能性があります。
信頼できるファイルだと確認できたときだけ、[編集を有効にする]を押して編集できる状態にします。

貼り付けた写真が見えないときはオブジェクトの表示設定を確認する

貼り付けたはずの写真が見えないときは、写真が非表示になっているのかもしれません。
[ファイル]→[オプション]→[詳細設定]を開き、[次のブックで作業するときの表示設定]にある「オブジェクトの表示」を確認します。
ここで「すべて」が選ばれていれば、写真は表示されます。

「なし」になっていると、シート上の図や図形が表示されなくなります。
「すべて」に戻してから、[OK]を押してください。

ほかにも、写真が小さすぎたり、行の高さが極端に狭かったりして見えていないだけのこともあります。
[ホーム]タブの[検索と選択]→[オブジェクトの選択と表示]を開くと、シート上にある写真の一覧を確認できます。
一覧に名前があれば、写真は貼り付けられています。

写真でファイルが重くなったら[図の圧縮]で解像度を下げる

見出し画像6

写真を貼ってファイルが重くなったときは、[図の圧縮]で解像度を下げると、見た目をあまり変えずに容量を減らせます。
写真1枚のデータ量は大きく、枚数が増えるほどファイルは膨らんでいきます。
メールで送れない、開くのに時間がかかるといった困りごとは、圧縮でかなり軽くできる場合があります。

ここでは、Windows版Microsoft 365のExcelを基準に手順を紹介します。
Excel 2021以前・Mac版・Web版では、メニュー名や使える機能が違う場合があります。

[図の形式]タブの[図の圧縮]で用途に合った解像度を選ぶ

圧縮したい写真をクリックして選び、[図の形式]タブの[調整]グループにある[図の圧縮]を押します。
表示された画面で、用途に合った解像度を選びます。

解像度の選択肢は、おおむね次のような使い分けが目安です。
表示名はバージョンによって少し異なることがあります。

選択肢 主な用途 目安
印刷用(220ppi) 紙に印刷して配る資料 画質を優先したいとき
Web用(150ppi) 画面で見る資料、共有ファイル 画質と容量のバランス重視
電子メール用(96ppi) メールに添付して送る資料 容量を最優先したいとき

画面で見るだけの資料なら、Web用で十分きれいに見えることが多いです。
数値はあくまで目安なので、写真の内容や表示サイズによって見え方は変わります。

ここで大切なのは、圧縮する前に、元の写真や元のファイルを別に残しておくことです。
下げた解像度は、保存すると元に戻せません。コピーを取ってから作業すると安心です。

もうひとつ、画面下のほうにある「この画像だけに適用する」のチェックにも注意が必要です。
チェックが入ったままだと、選んだ写真にしか圧縮がかかりません。
ブック内の写真をまとめて軽くしたいときは、このチェックを外してから[OK]を押します。

[トリミングした部分を削除する]にチェックを入れて不要なデータを減らす

[図の圧縮]の画面には、「図のトリミング部分を削除する」というチェック欄があります。
ここにチェックを入れると、トリミングで隠していた部分が、ファイルの中から実際に削除されます。

トリミングは、切り取った部分を見えなくしているだけで、データ自体はファイルに残っています。
そのため、トリミングしただけでは容量はあまり減りません。
写真の一部だけを使っている場合は、この設定がしっかり役に立ちます。

見せたくない部分を写真の端に写してしまい、トリミングで隠しているケースにも要注意です。
隠しただけでは、ファイルを受け取った人が元の写真を取り出せる場合があります。
相手に渡す前に、このチェックを入れて圧縮しておくと安心です。

こちらも、削除した部分は保存後に元へ戻せません。
あとからトリミング範囲を調整し直したくなる可能性があるなら、元のファイルを残しておいてください。

貼り付ける前に写真そのもののサイズを小さくしておく

もっとも手間が少ないのは、貼り付ける前の段階で写真を小さくしておく方法です。
スマートフォンやデジタルカメラで撮った写真は、Excelで使うには大きすぎることがよくあります。

Windowsに入っている[フォト]や[ペイント]などのアプリで、画像のサイズを変更して別名で保存します。
元の写真は上書きせず、Excel用のコピーを作るのがポイントです。
アプリによって画面や項目名は異なるため、お使いの環境に合わせて操作してください。

Excelの中で小さく表示していても、元の写真のデータ量は変わりません。
見た目の大きさと、ファイルの容量は別のものだと覚えておくと分かりやすいです。

あらかじめ軽くしてから貼れば、あとで圧縮する手間も減ります。
写真をたくさん使う資料を作るなら、先に用意しておくのがおすすめです。

[オプション]でファイル全体の既定の解像度を下げる

ファイル全体の写真について、保存時の解像度をまとめて決めておく方法もあります。
[ファイル]→[オプション]→[詳細設定]を開き、[イメージのサイズと画質]の項目を探します。

ここで「既定の解像度」を選ぶと、ブック内の写真に対して、保存するときの解像度が設定されます。
たとえば、画面で見る資料が中心なら、150ppiなどに下げておく使い方があります。

  • 対象のブックを選んでから設定を変更する
  • 「ファイル内のイメージを圧縮しない」にチェックがないか確認する
  • 設定後にファイルを保存し直して、容量の変化を確かめる

この設定も、保存すると元の解像度には戻せません。
大切な写真が入っているファイルは、必ずコピーを別に保管してから試してください。
項目名や場所はバージョンによって違う場合があるので、見つからないときは最新の情報をMicrosoftの公式サイトでご確認ください。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • 写真の貼り付けは、Windows版Microsoft 365のExcelでは[挿入]タブの[画像]から選ぶのが基本で、コピー済みならCtrl+Vでも貼り付けられる
  • 挿入元は、PCの写真なら[このデバイス]、ネット上の画像なら[オンライン画像]、素材なら[ストック画像]と保存場所に合わせて選ぶ
  • オンライン画像は自由に使えるとは限らないため、ライセンスの確認は読者自身で行う
  • 写真をセル内に収めるなら[セルに配置]、自由に動かしたいなら[セルの上に配置]を選ぶ
  • [セルに配置]と[セルに画像を貼り付ける]は比較的新しい機能で、Excel 2021以前では使えない場合がある
  • 複数の写真はまとめて選んで一度に貼り付け、大きさは四隅のハンドルで縦横比を保ったまま変える
  • トリミングは部分を隠しているだけなので、本当に消すには[図の圧縮]で「図のトリミング部分を削除する」にチェックを入れる
  • 貼り付けられないときは、ファイル形式、Excelのバージョン、シートの保護の順に確認する
  • 圧縮は保存すると元に戻せないため、元の写真や元のファイルを残してから行う

エクセルへの写真の貼り付けは、[挿入]タブの[画像]から選ぶ方法を覚えておけば、基本の流れはつかめます。
そのうえで、セルの中に収めたいのか、自由に動かしたいのかを決めておくと、配置の選び方で迷いにくくなります。

[セルに配置]は並べ替えやフィルターにも写真が一緒に動くため、商品一覧や名簿のような表づくりに向いています。
一方で、お使いのExcelのバージョンによっては、メニューが表示されない場合があります。
Mac版やWeb版でも名称や使える機能が異なることがあるため、最新の情報はMicrosoftの公式サイトでご確認ください。

トリミングや圧縮は、便利な反面、あとから戻せなくなる操作もあります。
作業の前に元の写真や元のファイルを残しておくと、やり直したくなったときも安心です。

もし写真がうまく貼り付けられなくても、慌てなくて大丈夫です。
ファイル形式、バージョン、シートの保護の順に見ていけば、原因が見つかることが多いでしょう。
なお、シートの保護を解除するときは、ファイルの持ち主や管理者の許可がある場合に限ってくださいね。

まずは手元の写真を1枚貼り付けるところから、気軽に試してみてください。
慣れてくると、資料や一覧表づくりがぐっとラクになると思います。

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