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アップリカのベビーカーViitを使っていて、暑い時期に送風ファン式のクールシート「エアラブ」を装着できるのか気になったことはありませんか。
ベルトの位置が合うのか、取り付け方が難しくないか、装着してもベルトをきちんと締められるのか、不安に感じる方は多いのではないでしょうか。
結論からいえば、ViitとエアラブXはベルト構造がほぼ一致するため、肩ベルトや股ベルトをホールに通す形で装着できる場合があります。
ただし、メーカー公式が装着の適合を保証している組み合わせではないため、純正の取扱説明書を優先しながら、実際にベルトを締めて安全に固定できるかを毎回確認する必要があります。
この記事では、Viitへのエアラブの具体的な取り付け手順から、装着後にズレやすいときの対策、肩ベルトの位置が合わないときの工夫、モデルによる違いや他のベビーカーへの応用までを順を追って紹介します。
Viitでの暑さ対策を検討している方も、エアラブの取り付けに不安がある方も、手順と注意点を確認しながら進めやすくなるはずです。
ベルトを正しいホールに通す手順とズレ対策の順番を押さえることで、Viitでのエアラブ装着時の安全性を高めやすくなります。
この記事でわかること
- ViitとエアラブXのベルト構造が合う理由と装着可否
- 肩ベルトから順に通すViitへの取り付け5ステップ
- ズレを防ぐための優先順位とシートライナー・クリップの使い方
- エアラブ5・4プラスの違いやラクーナ・Bingle BB6への応用方法
- アップリカViitにエアラブは装着できる?ベルト構造が合うので取り付け可能
- ViitへのエアラブXは肩ベルトから順に通す5ステップで取り付ける
- エアラブがViitでズレるのはシートライナーの上から重ねると解消する
- 肩ベルトが最低位置でショルダーホールが合わないときは中間ホールを使う
- エアラブは肩ベルト位置が合う生後7〜12ヶ月頃から使いやすくなる
- エアラブを付けたままViitは折りたためるが厚みが増す点に注意する
- エアラブ装着後もViitのリクライニングは通常どおり角度調整できる
- エアラブ5とエアラブ4プラスはホール位置が異なるので通す穴を確認する
- ラクーナやピジョンBingle BB6でも同じ手順でエアラブを装着できる
- 背中クールシートはファン式と保冷剤式で選び分けると失敗しない
- まとめ
アップリカViitにエアラブは装着できる?ベルト構造が合うので取り付け可能

結論からお伝えすると、アップリカViitにエアラブは取り付けできる場合がある組み合わせです。
Viitが備える5点式ベルトの穴の配置と、エアラブ側に用意されたベルトを通す仕組みが近い形状になっているため、無理な改造をせずに固定できるからです。
ただし純正の取扱説明書に記載された使い方が最優先であり、実際の装着は保護者の方の目でしっかり確認しながら進める必要があります。
| 商品名 | 特徴 | 販売元 |
|---|---|---|
| アップリカ Viit(ヴィット) | B型ベビーカー。 エアラブ装着時に肩ベルト最下位置だと窪みが合わない、ずれるといった声も見られます |
アップリカ |
| Aprica Viit アップリカ ヴィット ベビーカー AB | 新品での取り扱いがあり、店舗在庫の状況によっては取り寄せ注文になる場合があります | 通販サイト(取り寄せ注文) |
| viit ヴィットベビーカー(中古) | 目立った傷や汚れが少ない状態として出品されているケースがあります | メルカリ(個人出品) |
Viitの5点式ベルトはエアラブのベルト穴とほぼ一致する
Viitは肩・腰・股の5点式ベルトでお子さんの体を固定する構造になっているベビーカーです。
エアラブは下部の穴にベルトを通し、腰ベルトでサイドバーに固定、頭頂部のゴムをベビーカーの背面に回すという3か所の固定方法が用意されています。
この穴の位置がViitのベルト穴の配置と近いため、追加の加工をしなくても差し込める組み合わせとして知られています。
とはいえ、穴の位置が「ほぼ一致する」というのはあくまで構造上の相性の話であり、メーカーが正式に動作を保証している組み合わせではありません。
取り付け前には手持ちのエアラブとViitの穴の高さを実際に合わせてみることが失敗を防ぐ近道です。
エアラブを装着したあとにベルトが緩みやすくなったり、赤ちゃんの体に直接締めるのが難しくなったりする状態は避けてください。
エアラブはあくまで赤ちゃんの背中とシートの間に挟む送風シートであり、5点式ベルト本来の役割を妨げない位置に収めることが前提です。
位置がどうしても合わないと感じたら、無理に押し込まず一旦外して穴の位置を確認し直しましょう。
背もたれ幅とシート形状もエアラブXのサイズに収まる
Viitの背もたれは、一般的なB型ベビーカーの座面に近い幅と形状を持っています。
エアラブは背中全体を覆う長方形に近いシート形状をしているため、極端なはみ出しや余りが出にくい組み合わせと言えます。
座面から背もたれにかけての立体的なカーブにも、ある程度沿わせやすい柔らかさが特徴です。
ただし、エアラブのモデルによって全体のサイズや厚みには差があります。
同じ「エアラブ」という名称でも世代によって仕様が変わっている場合があるため、手持ちのモデルの寸法とViitの背もたれ幅を照らし合わせておくと安心です。
シート形状が合っていても、装着後に背もたれの上部だけが浮いてしまうケースは珍しくありません。
この点については後述のズレ対策と合わせて確認しておくと、初回の取り付けで戸惑いにくくなります。
実際に装着すると座面のクッション性が増して座り心地が向上する
エアラブを取り付けると、Viitの座面や背もたれに厚みのあるシートが一枚加わる形になります。
そのため、送風による涼しさだけでなく座面のクッション性が増して座り心地が良くなる可能性もあります。
長時間のお出かけで背中が疲れやすいお子さんにとっては、うれしい変化かもしれません。
クッション性が増すこと自体は歓迎できる変化ですが、シートが厚くなった分だけベルトの締め具合が変わりやすい点には注意が必要です。
装着後は必ず肩ベルト・腰ベルト・股ベルトがお子さんの体に沿っているかを指で確認し、緩みがないかチェックしましょう。
座り心地の向上とベルトの安全性は、どちらか一方を優先するものではなく両立させることが前提です。
クッション性が増したからと安心せず、乗せるたびに軽く体を動かして確認する習慣をつけておくと、快適さと安全性を両方保ちやすくなります。
ViitへのエアラブXは肩ベルトから順に通す5ステップで取り付ける
ViitへエアラブXを取り付ける作業は、順番を守ることで手順を進めやすくなります。
ベルトを通す位置を先に確認せずに作業を始めると、途中でやり直しが発生しやすくなります。
ここでは5つの工程に分けて、それぞれで気をつけたいポイントを見ていきましょう。
| 手順 | 作業内容 |
|---|---|
| 1 | ファンユニットを外す |
| 2 | 肩ベルトを左右のショルダーホールに通す |
| 3 | 腰ベルト・股ベルトを中間ホールに通す |
| 4 | 背面の安全ベルトをフレームに回して固定する |
| 5 | ファンユニットを取り付け直す |
先にファンユニットを外してシート本体だけの状態にする
作業の最初に行いたいのが、ファンユニットを一時的に取り外すことです。
ファンが付いたままだとコードが引っかかりやすく、ベルトを通す作業がやりにくくなります。
シート本体だけの状態にしておくと、ベルト穴の位置や向きが見やすくなり、左右の対称性も確認しやすくなります。
特に初めて取り付ける場合は、この一手間で作業時間がぐっと短くなることが多いです。
外したファンユニットとコードは、作業中に踏んだり引っ張ったりしないよう、いったん座面の外側にまとめておくと安心です。
バッテリー部分は熱がこもりやすい場所を避け、直射日光の当たらない位置に置いておきましょう。
肩ベルトを上部のショルダーホールに左右とも通す
次に行うのが、Viitの肩ベルトをエアラブ上部のショルダーホールに左右とも通す作業です。
片方だけ先に通して満足してしまうと、シート全体が斜めにねじれた状態で固定されてしまうため、必ず両側を同時に確認しながら進めます。
ホールにベルトを通すときは、シートの生地がねじれていないかを軽く引っ張って確認するとよいでしょう。
生地がねじれたまま固定すると、背中に当たる部分が波打ってしまい、座り心地にも影響します。
左右の高さがそろっているかは、通し終えた後に肩の部分を手で軽く押さえて確認します。
片方だけ高い、または低い場合は、いったん引き抜いてやり直すほうが結果的に早く仕上がります。
腰ベルトと股ベルトを中間ホールに通して位置を整える
肩ベルトの次は、腰ベルトと股ベルトをエアラブの中間ホールに通していきます。
ここで重要なのは、エアラブがベルトの上に重なってベルトを締められない状態にしないことです。
ベルトは必ずお子さんの体に直接触れる位置で締められるよう、通す順番と向きを確認しながら進めましょう。
股ベルトは特に位置がずれやすい部分です。
中間ホールに通したあとは、シートを軽く引いて生地のたるみを取り、股ベルトが体の中心にまっすぐ来るように整えます。
腰ベルトも同様に、左右均等に張りが出るよう調整します。
片側だけ強く引いてしまうと、シート全体が片方に寄ってしまい、後から座らせたときにお子さんの体が傾く原因になります。
背面の安全ベルトをフレームに回して固定しファンを戻す
最後の仕上げとして、エアラブ背面についている安全ベルトをViitのフレーム部分に回し、しっかり固定します。
この安全ベルトが緩んでいると、走行中の振動でシート全体が少しずつずれてしまうことがあるため、固定後は一度手で引っ張って抜けがないか確認しておきましょう。
フレームへの固定が終わったら、最初に外しておいたファンユニットを元の位置に戻します。
コードが正しい経路を通っているか、挟み込みがないかをこの段階でもう一度チェックすると安心です。
すべての工程を終えたら、実際にお子さんを乗せる前に肩ベルト・腰ベルト・股ベルトを一通り締めてみて、体に沿う位置で固定できるかを確認します。
ここまでの順序を守った取り付けが、後述するズレ対策の土台にもなります。
エアラブがViitでズレるのはシートライナーの上から重ねると解消する

取り付け後にエアラブが少しずつずれてしまう場合は、Viit付属のシートライナーを外さず、その上からエアラブを重ねることでズレが起きにくくなる傾向があります。
ベルトの通し方が正しくても、シートとエアラブの間に隙間があると摩擦が足りず動いてしまうことがあります。
ここからは、土台の作り方と両サイドの補強、股ベルト周りの整え方まで順番に見ていきましょう。
Viit付属のシートライナーは外さず土台として活かす
Viitにはもともとシートライナーが付いていますが、これを外してしまうとエアラブが座面に直接触れて滑りやすくなります。
ライナーの生地とエアラブの裏面が触れ合うことで、ある程度の摩擦が生まれて位置がずれにくくなる仕組みです。
ライナーを外した状態で装着すると、フレームとエアラブの間に微妙な段差ができてしまい、体重がかかったときに沈み込みが均等にならないこともあります。
取り付けの際は、まずライナーがきちんと敷かれているかを確認してから、その上にエアラブを重ねる順番を守りましょう。
もしライナーが厚みのあるタイプの場合、エアラブの厚みと合わさることでベルトが少し短く感じられることがあります。
その場合は無理に締め付けず、ベルトの長さ調整で対応してください。
ライナーを土台として使うことがズレ対策の基本のひとつになります。
背もたれ上部でエアラブが浮くときは面ファスナー部分を引き直す
背もたれの上のほうだけエアラブが浮いてしまう場合は、面ファスナー部分の貼り付け位置がずれていることが多いです。
一度剥がしてから、シートの中心線とエアラブの中心線を合わせて貼り直すと、浮きが解消しやすくなります。
面ファスナーは繰り返し使ううちに粘着力や引っかかりが弱まることがあるため、貼り直しても浮きが直らない場合は面ファスナー部分にほこりや糸くずが挟まっていないかも確認してください。
細かなゴミが挟まっているだけで固定力が落ちてしまうことがあります。
また、背もたれの角度によっても浮き方が変わるため、リクライニングを一度倒してから面ファスナーを貼り直し、その後で角度を戻すと安定しやすくなります。
手間に感じても、この一手間が装着後の安定感につながります。
洗濯ばさみ型クリップやマルチクリップで両サイドを留める
ベルトとライナーで固定してもまだ両サイドがふわつく場合は、洗濯ばさみ型のクリップやマルチクリップを補助として使う方法があります。
あくまでベルトによる固定が終わったあとの補強として使うのが基本です。
使い方の目安を以下にまとめます。
- 背もたれ両サイドのフレームとエアラブの端を挟んで留める
- 座面横のシートとエアラブの重なり部分を軽く挟む
- 強く挟みすぎず、指一本が入る程度の余裕を残す
クリップは挟む力が強すぎると生地を傷めたり、赤ちゃんの手が触れて外れたりする可能性があるため、様子を見ながら緩めに調整してください。
あくまで補助的な役割であることを忘れず、ベルトの締め付けを優先することが大切です。
股ベルト周りのたるみを取るとずり落ちが起きにくい
座面下部でエアラブがずり落ちてくる場合は、股ベルト周りの生地にたるみが残っていることが原因になっている場合が多いです。
股ベルトを通したあと、エアラブの生地を軽く下方向に引いてしわを伸ばすと、たるみが取れて安定します。
たるみが残ったまま座らせると、体重がかかった瞬間に生地が一気にずれて座面全体が動いてしまうこともあります。
取り付け後は一度手で座面を軽く押してみて、生地がぴんと張っているかを確認する習慣をつけておくと安心です。
股ベルト部分は特に汗や汚れがたまりやすい場所でもあるため、たるみを直すついでに汚れの有無もチェックしておくとお手入れの手間が減ります。
股ベルト周りの張りを整えることがずり落ち防止のポイントになるので、他のズレ対策と合わせて確認してみてください。
肩ベルトが最低位置でショルダーホールが合わないときは中間ホールを使う
Viitの肩ベルトを一番下の位置に設定しているのにエアラブのショルダーホールと高さが合わない場合は、一段上の中間ホールに肩ベルトを通し直すことで改善される場合があります。
エアラブ側の穴の間隔とViitのベルト位置は完全に同じ設計ではないため、最低位置と最上部の穴だけがぴったり合うとは限りません。
無理に高さの合わない穴へ通し続けると、肩まわりに隙間ができて姿勢が崩れやすくなるので、ホールの選び直しは早めに試しておきたいポイントです。
エアラブ上部の穴が高すぎる場合は一段下の穴に肩ベルトを通す
エアラブの上部にあるショルダーホールが赤ちゃんの肩より高い位置に来てしまう場合は、その一段下にあるホールへ肩ベルトを通し直します。
上の穴のまま使うと肩ベルトが赤ちゃんの首側に寄ってしまい、体をしっかり支えられなくなることがあるため、位置のずれには早めに気づいておきたいところです。
穴を変えるときは、いったん肩ベルトをエアラブの生地から完全に抜き、正面から見て左右の穴の高さが同じになっているかを確認しながら通し直すと作業がスムーズです。
片側だけ違う段の穴に通してしまうと体が斜めに傾いた状態で固定されてしまうため、左右セットで見直すことが大切です。
ホールを変更したあとは、必ずベルト自体を赤ちゃんの肩に直接正しく締め直してください。
エアラブの生地がベルトの上に重なって締められない状態は避けることが、安全性を確保するための基本になります。
目安として、肩ベルトとエアラブのホールの位置関係を簡単な表にまとめます。
あくまで一般的な目安のため、実際の高さは赤ちゃんの体格やモデルによって変わる点をふまえて確認してください。
| 肩ベルトの状態 | エアラブのホール選び | チェックポイント |
|---|---|---|
| ホールより肩ベルトが低い | 一段下の穴に通す | 左右の高さがそろっているか |
| ホールと肩ベルトがほぼ一致 | そのままの穴を使用 | ベルトが緩んでいないか |
| ホールより肩ベルトが高い | 一段上の穴に通す | 肩から浮いていないか |
首すわり前後は肩ベルトを一番下に設定して隙間を作らない
首すわり前後の時期は体がまだ小さく、Viitの肩ベルトを一番低い位置に設定していても余裕が出やすい時期です。
この段階でエアラブを装着すると、上部のホールとベルト位置の差が大きくなり、肩まわりに隙間ができてしまうことがあります。
隙間ができたまま使うと、ベビーカーが揺れたときに体が横やベルトの外側にずれやすくなるため、装着前には肩ベルトの高さとエアラブの穴の位置を一度並べて目視で確認しておくと安心です。
合わないと感じたら、無理に使い続けず装着を見送る判断も必要になります。
また、この時期は姿勢が安定しにくいため、エアラブを装着したあとも背中とシートの密着具合をこまめに見直す必要があります。
肩ベルトの隙間があると、体が沈み込みやすくなり姿勢が崩れる可能性があるため注意してください。
肩ベルトの高さが合わないと感じたときは、エアラブの装着を一時的に控え、通常のシートライナーだけで様子を見るという選択肢も持っておくと安心です。
エアラブ上端を背もたれの縁に沿わせて折り返す方法もある
ショルダーホールの高さがどうしても合わない場合は、エアラブの上端を背もたれの縁に沿わせて内側に軽く折り返す方法もあります。
この方法を使うと、生地の張り具合を調整しながら肩ベルトの位置とエアラブの位置をある程度近づけることができます。
折り返す際は、生地が厚く重なる部分ができるため、肩ベルトを通すときに引っかかりがないかを確認しながら作業を進めます。
折り返した部分が肩ベルトの下に入り込んでしまうと、ベルトを正しい強さで締められなくなることがあるので、折り返し後は必ずベルトの締まり具合を手で確かめてください。
この方法は応急的な調整であり、ホールの位置そのものを変える改造ではありません。
生地を切ったり新しく穴をあけたりする加工は安全性能を損なうおそれがあるため行わず、あくまで折り返しや中間ホールの活用といった範囲で調整することが基本です。
それでも肩ベルトとエアラブの位置がしっくりこない場合は、無理に装着を続けず、赤ちゃんの体格やベビーカーの成長に合わせて再度取り付けを試すという考え方で構いません。
エアラブは肩ベルト位置が合う生後7〜12ヶ月頃から使いやすくなる

エアラブは、おすわりが安定してくる生後7〜12ヶ月頃から肩ベルトの位置が合いやすくなる傾向があり、装着後の座り心地も安定しやすくなります。
これはあくまで肩ベルトの高さが体格に合ってくる時期の目安であり、月齢だけで装着の可否を決めるものではありません。
実際にベビーカーに座らせてベルトとホールの位置関係を確認しながら判断することが大切です。
おすわり期以降は肩ベルトが中段になりホールがぴったり合う
首すわり前の低月齢期は肩ベルトを一番低い位置に設定することが多く、エアラブの上部ホールと高さが合わないケースが出てきます。
おすわりが安定してくる時期になると肩ベルトの位置が中段に上がることが多く、エアラブのショルダーホールと肩ベルトの高さが重なりやすくなる傾向があります。
この時期は赤ちゃんの座高も伸びてきているため、シートの背もたれ全体にエアラブがフィットしやすく、上部が浮いたり下端が余ったりするズレも起こりにくくなります。
取り付け自体の手順は月齢による違いはなく、これまでのセクションで触れた5ステップの取り付け方をそのまま使えます。
目安として月齢と肩ベルト位置の関係を簡単に整理すると、次のようになります。
| 時期の目安 | 肩ベルトの位置 | エアラブとの相性 |
|---|---|---|
| 首すわり前後 | 最低位置 | ホールが合いにくく中間ホールでの調整が必要になりやすい |
| おすわり期以降(7〜12ヶ月頃) | 中段位置 | ホールと高さが合いやすく装着がスムーズ |
| つかまり立ち以降 | やや上段位置 | 体格に合わせて再確認しながら使用 |
表はあくまで一般的な目安なので、実際の位置は赤ちゃんの体格やベビーカーの機種によって前後します。
座らせるたびに肩ベルトの高さとホールの位置を見比べる習慣をつけておくと安心です。
低月齢で使うなら背中とシートの密着を毎回確認する
首すわり前後の低月齢でエアラブを使う場合は、肩ベルトの高さが合いにくい分、背中とシートの密着具合を毎回チェックすることが欠かせません。
エアラブと背中の間にすき間ができると送風の効果が背中全体に届きにくくなり、せっかくの涼感が半減してしまうことがあります。
密着を確認するときは、赤ちゃんを座らせた状態で背もたれと背中の間に手のひらを軽く入れてみて、エアラブの生地がたるんでいないかを見るとわかりやすいです。
ベルトがエアラブの上に重なって赤ちゃんの体に直接締められていない場合は、正しく締められていないサインなので使用を控えてください。
低月齢期は座る姿勢そのものが安定していないことも多いため、エアラブの装着可否よりも先に、ベビーカー本体の対象月齢やリクライニング角度が赤ちゃんに合っているかどうかを優先して確認する姿勢も大切です。
体格には個人差があるので、月齢が目安に達していても肩ベルトの位置がしっくりこないときは、無理に使い続けずに一旦見送るという判断も選択肢のひとつです。
汗をかきやすい時期は保冷剤ポケットの併用で冷却力を補う
気温が上がる時期は送風だけでは汗の量に追いつかないと感じる場面もあり、保冷剤ポケットを備えたタイプを併用すると冷却力を補いやすくなります。
エアラブは送風で汗を蒸発させて涼しさを感じやすくする仕組みのため、保冷剤との併用は役割の異なる涼感を組み合わせるイメージです。
保冷剤を使う場合は、赤ちゃんの肌に直接当てず、専用ポケットやタオルを一枚挟んだ状態で使うことが基本です。
同じ部位に長時間当て続けると冷えすぎてしまうことがあるため、こまめに位置をずらしたり時間を区切ったりする工夫も忘れずに行いたいところです。
あわせて、送風や保冷剤はあくまで暑さ対策の補助的な手段であり、これだけでは熱中症予防は不十分です。
日陰を選んで移動する、こまめに水分を取らせる、赤ちゃんの顔色や汗の様子を都度確認するといった基本的な対策と組み合わせることが欠かせません。
ファン本体やバッテリーは直射日光の当たる場所に長時間置くと発熱や劣化につながることがあるため、外出先で置き場所に迷ったときは日陰やベビーカーの収納部分を選ぶようにしてください。
エアラブを付けたままViitは折りたためるが厚みが増す点に注意する

エアラブを装着した状態のViitは、基本的には折りたたむことができます。
ただしシートにエアラブが重なっている分だけ全体の厚みが増すため、普段の感覚で畳もうとすると引っかかりを感じることがあります。
ここでは、実際に畳む際の手順や注意点を整理していきます。
ファンユニットを外してから折りたたむと引っかかりにくい
Viitを折りたたむ前には、まずエアラブのファンユニット部分を取り外しておくと作業がスムーズです。
ファン部分は厚みや硬さがあるため、折りたたみ時にフレームの可動部分に挟まりやすい箇所のひとつです。
取り外しといっても大がかりな作業ではなく、多くの場合は本体からファンユニットを取り外すだけで済みます。
コードが本体に絡まったままだと畳んだ拍子に引っ張られてしまうこともあるため、コードの余りをまとめてから作業に入ると安心です。
特に注意したいのは、ファンユニットを付けたまま折りたたみ操作をして、フレームの可動部分に挟まる可能性がある点です。
無理に力を入れて畳もうとすると、ファンユニットだけでなくシート自体を傷めてしまうこともあるため、少しでも引っかかりを感じたら一度手を止めて位置を確認する習慣をつけておきたいところです。
畳む作業は赤ちゃんを乗せていない状態で行うのが前提です。
折りたたみ中にベビーカーが不安定になる場面もあるため、赤ちゃんを座らせたまま操作することは避けてください。
折りたたみ後は通常より厚くなるため車載スペースを確認する
エアラブを付けたまま畳んだViitは、エアラブを付けていないときと比べて折りたたみ後の厚みが増す点を考慮しておく必要があります。
普段の車載スペースがぎりぎりのサイズで収まっている場合、そのまま同じように積み込もうとすると入りきらないことがあります。
外出前には、実際に車のトランクや玄関の収納スペースに一度試しに置いてみて、厚みが増した状態でも問題なく収まるか確認しておくと安心です。
特に電車やバスなど公共交通機関を利用する場面では、通路の幅や荷物置き場のサイズとの兼ね合いも見ておきたいところです。
下記は、エアラブを付けた状態と外した状態での取り扱いイメージを簡単にまとめたものです。
| 状態 | 折りたたみ時の厚み | 収納時の注意点 |
|---|---|---|
| エアラブなし | 通常どおり | 普段どおりの収納スペースで対応しやすい |
| エアラブ装着(ファン外し済み) | やや厚みが増す | 収納スペースに少し余裕を持たせておくと安心 |
| エアラブ装着(ファン付けたまま) | 厚みが増し引っかかりやすい | フレームとの干渉が起きやすいため事前確認が必要 |
収納スペースに余裕がない場合は、無理に押し込むのではなく、一度エアラブを取り外してから積み込む方法に切り替えるのも一つの手です。
頻繁に畳むなら付けっぱなしより着脱式運用のほうが早い
買い物のたびに車に積んだり、電車移動のたびに畳んだりと、Viitを一日に何度も開閉する使い方をしている場合は、エアラブを毎回付けたまま運用するよりも畳むときだけ取り外す着脱式の運用も選択肢のひとつです。
着脱に時間がかかると感じるかもしれませんが、面ファスナーやベルト通しに慣れてくると、慣れないうちよりもずっと短い時間で着脱できるようになります。
畳むたびに引っかかりを気にしながら作業するよりも、着脱の手間を選んだほうが結果的にストレスが少ないという声もあります。
一方で、外出先で頻繁に畳む予定がなく、自宅からの往復程度で使う場合は、無理に取り外さずそのまま付けっぱなしで運用しても大きな支障はありません。
使用シーンに応じて、着脱の手間と畳む頻度のバランスを見ながら運用方法を選んでいくとよいでしょう。
いずれの場合も、畳む前にはファン部分の位置とコードの取り回しを確認する一手間を省かないことが、シートやフレームを傷めずに長く使い続けるポイントになります。
エアラブ装着後もViitのリクライニングは通常どおり角度調整できる
エアラブを装着した状態でも、Viitのリクライニング機能は基本的には操作できます。
エアラブは背もたれの上から重ねる形で固定するため、リクライニングレバーやフレームの可動部分をふさぐ構造にはなっていません。
ただし角度を変えたときに起きやすい細かなズレがあるので、そのポイントを順に見ていきます。
フルリクライニング時はエアラブ下端の折れ込みを直す
背もたれを一番寝かせた状態にすると、シートの角度が大きく変わるため、エアラブの下端部分が座面との境目で折れ込んでしまうことがあります。
折れ込んだまま気づかずに赤ちゃんを寝かせると、背中の一部にしわが当たって寝心地を損ねる原因になります。
リクライニングを倒したあとは、背もたれと座面のつなぎ目あたりを手で軽くなぞって、エアラブの生地がまっすぐ沿っているか確認する習慣をつけるとよいでしょう。
特に股ベルトの周辺は生地が集まりやすい場所なので、たるみを座面側に軽く引き出しておくと折れ込みが起きにくくなります。
フルリクライニングは主に低月齢のお昼寝時に使う角度なので、赤ちゃんを乗せる前に一度この確認をしておくと、乗せたあとに何度も直す手間が減ります。
倒す角度を変えるたびに軽くチェックするだけで、大きなトラブルを防げます。
背中とシートの間に空気の通り道ができ姿勢は崩れにくい
エアラブは背中とシートの間にわずかな空間を作る構造になっているため、リクライニングの角度を変えても姿勢が急に崩れにくいという特徴があります。
これは送風のための空気の通り道が、同時にクッションのような役割も果たしているためです。
角度を浅めに戻したときも、深く倒したときも、背中とシートの接地面が極端に変わらないので、赤ちゃんの姿勢が左右に傾いたり前かがみになったりする心配は比較的少なめです。
とはいえ、これはあくまで送風用のクールシートとしての設計によるもので、姿勢保持そのものを目的とした製品ではありません。
姿勢の安定感を過信せず、リクライニングを変更したあとは赤ちゃんの首や背中の向きを目で確認することを忘れないようにしましょう。
特に低月齢のうちは、少しの角度変化でも顔の向きが変わりやすいので注意が必要です。
角度を変えたあとはベルトの締め具合を再確認する
リクライニングの角度を変えると、ベルトの張り具合も一緒に変化します。
エアラブを装着していても、5点式ベルトは赤ちゃんの体に直接、正しく締め直すことが重要です。
エアラブの生地の上からベルトを緩く通しただけの状態は、転落や体のずれ落ちのリスクがあるため避けてください。
角度を変えたあとは、肩ベルトと股ベルトがそれぞれ赤ちゃんの体にしっかり沿っているか、指一本分程度の余裕があるかを毎回確かめる流れを習慣にしましょう。
確認のポイントは以下のようにまとめられます。
- 肩ベルトが肩の位置からずれていないか
- 股ベルトが体の中心に来ているか
- ベルト全体がエアラブの生地をまたいで赤ちゃんの体に直接密着しているか
- 締めすぎて苦しそうにしていないか
角度を変えるたびにこの確認を挟むだけで、ベルトが本来持つ安全性能をそのまま活かせます。
少し手間に感じても、リクライニング操作とベルトの再確認をセットの動作として覚えておくと、外出先でも迷わず対応できるようになります。
エアラブ5とエアラブ4プラスはホール位置が異なるので通す穴を確認する

エアラブには複数のモデルがあり、エアラブ5とエアラブ4プラスではホール位置が異なる可能性があります。
同じ「エアラブ」という名前でも世代によって穴の数や配置が変わっているため、Viitに装着する際は手持ちのモデルがどちらなのかをまず確認しておくことが大切です。
ここではそれぞれの特徴と、Viitへの装着で気をつけたい違いを整理します。
| 比較項目 | エアラブ5 | エアラブ4プラス |
|---|---|---|
| 送風口の位置 | 背中全体に広がるタイプとして紹介されている | 従来型に近い配置 |
| ベルト穴の数 | 標準的な数 | 穴数が多めで調整しやすい |
| 付けっぱなし対応 | 装着したままの使用が可能 | ラクーナでの装着例が紹介されている |
エアラブ5は送風口の位置が変わり背中全体に風が回る
エアラブ5は、送風口の配置が見直されたことで背中全体に風が回りやすいモデルとして紹介されています。
アップリカのラクーナへの装着では3ステップで取り付けられる方法が案内されており、比較的シンプルな手順で扱えるのが特徴です。
Viitに装着する場合も基本的な考え方は同じで、肩ベルト・腰ベルト・股ベルトをそれぞれのホールに通してから、頭頂部のゴムを背面フレームに回して固定します。
ただしエアラブ5のホール位置はViit向けに作られたものではないため、実際にシートへ合わせてみて位置がずれていないか確認する作業は欠かせません。
装着したまま使い続けられる点は便利ですが、ホールの位置が合っているかどうかを毎回目視で確認する習慣をつけておくと、外出中に緩みへ気づきやすくなります。
特に背もたれの角度を変えたあとは、送風口の向きが赤ちゃんの背中からずれていないかもあわせてチェックしておきましょう。
エアラブ4プラスはベルト穴が多くベビーカー以外にも合わせやすい
エアラブ4プラスは、ベルトを通すための穴が多めに用意されているモデルとして知られています。
穴の選択肢が多いぶん、ベビーカーの座面の高さやベルト位置に合わせて調整しやすいという声があります。
アップリカのラクーナでも装着可否と取り付け方が紹介されており、Viitのような5点式ベルトのベビーカーであれば同じ考え方で肩ベルト・股ベルトをホールに通すことができます。
穴が多い分、どの位置に通すかで背中への密着感が変わってくるため、一段ずつ試しながら合う位置を探る作業が必要になります。
ここで注意したいのは、穴の数が多いからといって適当な位置に通してしまうと、ベルトの締まりが甘くなり本来の固定力が発揮できなくなる点です。
穴が多いモデルほど「なんとなく合いそうな穴」で妥協しがちですが、肩の高さと股の位置が実際の体格に沿っているかを必ず確認してから固定してください。
どちらもViitに装着できるが厚みとファンの出っ張りに差がある
エアラブ5とエアラブ4プラスは、どちらもViitの5点式ベルト構造に合わせて取り付けること自体は可能です。
ただしファンユニットの厚みや出っ張り方に差があるため、リクライニングや折りたたみの際の収まり方が微妙に変わってきます。
次のようなポイントをチェックリストとして持っておくと、モデルの違いによる装着トラブルを防ぎやすくなります。
- 手持ちのモデルがエアラブ5か4プラスかを説明書で確認する
- ベルトを通す穴の位置が座面の高さと合っているか試着で確認する
- ファンユニットの出っ張りが背もたれの折りたたみ動作を邪魔していないか見る
- 装着後に肩ベルト・股ベルトが赤ちゃんの体に直接しっかり沿っているか確認する
モデルごとの細かな仕様差は説明書に記載されている情報が最も確実なので、迷ったときは手持ちモデルの取扱説明書で確認することを優先しましょう。
Viitは公式にエアラブとの組み合わせを保証しているわけではないため、装着後は実際にベルトを締めて座らせてみて、体に無理な圧迫や隙間が出ていないかをその都度確かめる流れが安心につながります。
ラクーナやピジョンBingle BB6でも同じ手順でエアラブを装着できる
Viitで紹介してきた装着の考え方は、アップリカ ラクーナやピジョン Bingle BB6に応用できる場合があります。
どちらも5点式ベルトを備えたベビーカーで、肩ベルト・腰ベルト・股ベルトをホールに通して固定する基本構造がViitと共通しているためです。
ただし座面の深さやベルト位置の細かな違いはモデルごとにあるので、機種ごとのクセを押さえておくと装着後のズレを減らせます。
| ベビーカー | ベルト構造の特徴 | エアラブ装着時のポイント |
|---|---|---|
| アップリカ Viit | 5点式ベルト・肩ベルトのホールが複数段 | 肩ベルト最下位置だと窪みが合わない場合がある |
| アップリカ ラクーナ | 5点式ベルト・肩ベルト位置がViitと近い | エアラブ5/4プラスの付け方が写真付きで案内されている |
| ピジョン Bingle BB6 | 5点式ベルト・座面がやや浅め | 下端の余り分を折り込む一手間が必要になりやすい |
アップリカ ラクーナは肩ベルト位置がViitと近く付け替えが簡単
ラクーナはViitと同じアップリカのベビーカーで、肩ベルトの高さやホールの間隔が近い設計になっています。
そのため、Viit用に一度エアラブの通し方を覚えてしまえば、ラクーナへの付け替えも同じ手順で進めやすいです。
ラクーナについては、エアラブ5とエアラブ4プラスそれぞれの装着可否と付け方が写真付きで解説されている案内が用意されています。
手持ちのモデルがどちらに該当するかを確認してから、その解説に沿ってベルトを通すと迷いにくくなります。
付け替えの際に見落としやすいのが、腰ベルトをサイドバーに固定する位置です。
Viitでちょうど良かった位置がラクーナでもそのまま合うとは限らないため、装着後に一度ベルトを締めて座らせてみて、隙間や圧迫がないかをその都度確かめる流れが安心につながります。
また、頭頂部のゴムを背面に回す固定も忘れずに行いましょう。
肩・腰・頭頂部の3か所を順番にチェックする習慣をつけておくと、機種が変わっても固定の抜けを防ぎやすくなります。
ピジョン Bingle BB6は座面が浅めなので下端の余りを折り込む
Bingle BB6は座面の奥行きがやや浅めに作られているため、エアラブを装着すると下端が座面からはみ出しやすくなります。
この余った部分をそのままにしておくと、赤ちゃんが座ったときにお尻の下でシートがめくれ、座り心地が不安定になることがあります。
対策としては、股ベルトを通した後にエアラブの下端を軽く内側へ折り込み、座面のカーブに沿わせる方法が挙げられます。
折り込んだ状態で股ベルトを締め直すと、生地が固定されて浮きにくくなります。
Bingle BB6については、エアラブのズレない取り付け手順を紹介する動画解説の中で例として取り上げられている案内があります。
座面が浅いモデル特有の折り込みポイントが映像で確認できると、文章だけより理解しやすい部分もあるでしょう。
装着後は、股ベルトの位置が体の中心からずれていないかを必ず確認してください。
座面が浅いぶん、ベルトがずれると足の付け根に食い込みやすくなるため注意が必要です。
チャイルドシートや抱っこ紐へ流用するときは安全ベルトを必ず固定する
エアラブをベビーカー以外の用途に流用したいと考える人もいますが、車のチャイルドシートや抱っこ紐はベビーカーとは固定方法も安全基準もまったく異なります。
ベビーカーで使えた通し方がそのまま安全に使えるとは限らないため、流用は慎重に考える必要があります。
特にチャイルドシートは、車の衝突時に体を守るためのベルト張力や座面構造が細かく決められています。
エアラブを挟むことでベルトの締め付けが緩んだり、体との間に隙間ができたりすると、本来の安全性能が発揮できなくなる恐れがあります。
エアラブを重ねたことでベルトが正しく締まらない状態は避けてください。
ベルトはあくまで赤ちゃんの体に直接、正しい位置でしっかり締めることが前提で、エアラブはその上から補助的に使うものだと考えておきましょう。
抱っこ紐に取り付ける場合も同様に、送風の心地よさだけを優先してベルトの締め具合を後回しにしないことが大切です。
装着後は必ず実際に抱っこ・乗車した状態で隙間や緩みを確認し、違和感があれば使用を見送る判断も必要になります。
背中クールシートはファン式と保冷剤式で選び分けると失敗しない

背中クールシートを選ぶときは、送風で涼しさを作るファン式か、保冷剤で冷やす保冷剤式か、仕組みの違いをまず理解しておくと選び分けの失敗が減ります。
同じ「背中を涼しくするグッズ」でも、冷え方の持続時間やお手入れのしやすさはかなり違います。
使うシーンやお子さんの月齢に合わせて選ぶことが大切です。
連続した送風を求めるならファン内蔵のエアラブが向く
エアラブはファンで空気を送り続けるタイプなので、汗をかいた背中に風を通し続けたい場面に向いています。
散歩やお出かけのように移動時間が長くなる日は、風が止まらない安心感があります。
送風は汗を蒸発させて涼しさを感じやすくする仕組みで、冷却シートのようにひんやり感が続くわけではありません。
それでも背中とベビーカーのシートの間に空気の通り道ができるので、蒸れによる不快感を和らげる効果は期待できます。
ただしファンを動かすにはバッテリーが必要になるため、外出前の充電確認は欠かせません。
風を止めたくない日にはファン式が合っていると覚えておくと選びやすくなります。
なお、送風だけで気温の高い日の体温上昇を防げるわけではないため、日陰の利用やこまめな水分補給、お子さんの様子の確認は引き続き必要です。
静音性と軽さを重視するなら保冷剤ポケット型のBABYKURUが候補
ファンの音や振動が気になる場合は、保冷剤を専用ポケットに入れて使うBABYKURUのようなタイプも選択肢になります。
ファンユニットがない分、本体が軽くシンプルな作りになっている点が特徴です。
電源を使わないため、バッテリー切れの心配がなく、静かな環境で寝かせたいお昼寝中の外出でも扱いやすい印象があります。
バッグに入れて持ち運ぶ荷物も少なく済みます。
一方で、保冷剤は肌に直接触れないよう専用ポケットやカバー越しに使うことが前提です。
保冷剤を直接肌に当てたり、同じ場所に長時間当て続けたりしないようにしてください。
冷えすぎによる負担につながる恐れがあります。
また保冷剤は時間の経過とともに冷たさが弱まっていくため、長時間の外出では保冷剤を交換できる予備を用意しておくと安心です。
洗濯のしやすさとバッテリー持ちも比較の判断材料にする
日々の使用を考えると、洗濯のしやすさとバッテリー持ちは見逃せない比較ポイントです。
ファン式はファンユニットを取り外してからカバー部分を洗える製品が多く、保冷剤式は保冷剤を抜けば本体全体を洗いやすい傾向があります。
バッテリーについては、モバイルバッテリーを日光が当たる場所や夏場の車内に置いたままにしないことが大切です。
変形や異常な発熱、においに違和感があるバッテリーは使用を控え、無理に充電を続けないようにしましょう。
それぞれの特徴を整理すると、次のような違いが見えてきます。
| 比較項目 | ファン式(エアラブ) | 保冷剤式(BABYKURUなど) |
|---|---|---|
| 冷やし方 | 送風で汗を蒸発させる | 保冷剤の冷たさで包む |
| 音・振動 | ファン音がある | 静かで振動もない |
| 重さ | ファン分やや重め | 軽量な製品が多い |
| 電源 | バッテリーが必要 | 電源不要 |
| 持続時間 | 充電が続く限り送風可能 | 保冷剤が溶けると効果が弱まる |
| お手入れ | ファン部を外してカバーを洗う | 保冷剤を抜いて丸洗いしやすい |
連続した風が欲しいか、静かさや軽さを優先するかで選び方が変わるので、使う場面を想定して比較してみてください。
どちらを選んでも、赤ちゃんの様子をこまめに確認しながら使うことが快適な外出につながります。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- Viitは5点式ベルトの構造がエアラブのベルト穴とほぼ一致するため、装着できる場合が多い
- 取り付けはファンユニットを外し、肩ベルト・腰ベルト・股ベルトの順にホールへ通してから安全ベルトを固定する
- ズレが気になるときは、まずシートライナーの上に重ねて土台にし、面ファスナーやたるみを整えるところから見直す
- それでも安定しない場合はクリップなどの補助グッズを使い、ベルトに通さず座面に置くだけの使い方は避ける
- 肩ベルトの最低位置がショルダーホールに合わないときは、中間ホールなど別の位置を試す
- 肩ベルトの高さが合いやすくなるのはおすわり期以降が目安だが、月齢だけで使用可否を決めず姿勢やフィット感を都度確認する
- エアラブを付けたまま折りたたむ場合は厚みが増すため、コードやファンの挟み込みを確認してから畳む
- 装着後もリクライニングは通常どおり調整できるが、角度を変えたらベルトの締め直しを忘れない
- エアラブ5・4プラスやラクーナ、Bingle BB6など機種によりホール位置が異なるため、必ず手持ちモデルの説明書で確認する
エアラブとViitの組み合わせは、ベルトの構造さえ合えば取り入れやすいアイテムですが、あくまでメーカーが動作を保証している組み合わせではありません。
取扱説明書の内容を優先しながら、実際にお手持ちのベビーカーとエアラブを合わせてみて、無理なく装着できるかを確認することが大切です。
ズレ対策は、ベルトを正しい位置で締めることが土台になり、そのうえでシートライナーとの重ね方や補助グッズを組み合わせると安定感が増していきます。
順番を意識するだけでも、装着のしやすさはぐっと変わってくるはずです。
暑い時期の外出では、エアラブはあくまで送風による補助的な役割にとどまります。
日陰を選んだり、こまめに水分補給をしたり、赤ちゃんの様子をこまめに確認したりすることと組み合わせて、無理のない範囲で活用してみてください。
ファンやバッテリーの扱いにも気を配りながら、赤ちゃんの体格や月齢に合わせて肩ベルトの位置を見直しつつ、快適な移動時間を作る参考にしていただければと思います。

