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小樽港でシャコ釣りに挑戦してみたいものの、「仕掛けはどう選べばいいのか」「オモリやハリはどんなものを使えばいいのか」と迷ってしまうことはありませんか。
結論からいえば、小樽のシャコ釣りでは三角オモリ20〜30号を使った投げ仕掛けを軸に、細身のヤマメ針とアオイソメを短く切ったエサを組み合わせることが、多くの釣り人に選ばれています。
ただし、仕掛けの型やハリの大きさ、アタリが出たときの対応を誤ると、せっかくの引きをバラしてしまうことがあります。
釣り場についても、立入や漁業権の状況は変わることがあるため、釣行前に現地の表示や最新情報を確認しておく必要があります。
この記事では、小樽のシャコ釣りに使う仕掛けの基本構造から、オモリの号数選び、ハリとエサの合わせ方、竿やリールの選び方、置き竿での待ち方までを順を追って紹介します。
これから小樽でシャコ釣りを始めてみたい方にも、仕掛けを自作して釣果を伸ばしたい方にも、選び方の判断材料になるはずです。
仕掛けとハリ・エサの選び方の基本を理解しておくと、小樽のシャコ釣りをより効率よく楽しめる可能性があります。
この記事でわかること
- 小樽のシャコ釣りで基本となる三角オモリの投げ仕掛けの組み方
- 段差ばり・胴付き2本・下バリ天秤という仕掛けの型ごとの特徴
- ヤマメ針とアオイソメの選び方、エサの付け方のコツ
- 竿・リールの選び方とアタリが出たときの送り込みの手順
- 小樽のシャコ釣り仕掛けは?三角オモリを使った投げ仕掛けが基本になる
- 仕掛けの型は段差ばり・胴付き2本・下バリ天秤の3タイプから選ぶ
- オモリは三角オモリの20〜30号を使うと砂泥底で流されにくい
- ハリはカレイ針より小さく細身のヤマメ針が掛かりやすい
- エサはアオイソメを1.5〜3cmに切って1本のハリに小さく付ける
- 竿とリールはシャコ専用でなく投げ竿やルアーロッドの流用で足りる
- 投げたら置き竿で待ち、アタリが出てもアワセ厳禁で送り込む
- 小樽港は厩町岸壁・北浜岸壁・色内埠頭で竿を出せる
- シーズンは夏と初冬、時間帯は夕方から夜が食いの立つタイミング
- 市販仕掛けと自作は釣行回数と手間のかけ方で選び分ける
- 実在する仕掛けやタックルなら小樽のシャコ釣りをすぐ始められる
- まとめ
小樽のシャコ釣り仕掛けは?三角オモリを使った投げ仕掛けが基本になる

小樽でシャコを狙うときの仕掛けは、三角オモリを使った投げ仕掛けが基本になります。
シャコは砂泥底に巣穴を作って暮らす生き物なので、岸壁からオモリを遠くまで投げて底を広く探る釣り方が向いています。
仕掛けの形にはいくつか種類がありますが、まずは投げて底を取るという基本の型を押さえておくと選び方に迷いにくくなります。
砂泥底を広く探れる投げ仕掛けが小樽港の定番スタイル
小樽港のシャコは、岸壁からやや離れた砂泥底に巣穴を掘って潜んでいることが多いです。
そのため足元だけを狙うより、オモリを遠投して広い範囲を探るほうが反応を拾いやすくなります。
三角オモリを使った投げ仕掛けが定番スタイルとされているのは、こうした生態に合わせた結果といえます。
投げ仕掛けの構造はシンプルで、道糸の先にオモリを結び、そこから枝分かれしたハリスにハリを付ける形が中心です。
仕掛け自体は難しいものではありませんが、底をしっかり取ってじっくり待つという釣り方の性質上、置き竿でアタリを待つスタイルと相性がよいです。
投げる距離は岸壁の形状や潮の速さによって変わるため、最初は近めに投げて徐々に距離を伸ばしていくことが一般的です。
近距離と遠距離の両方に仕掛けを出しておくと、その日のシャコが寄っているタナを見つけやすくなります。
底が砂泥質でない場所や、根掛かりの多い場所では仕掛けを回収できなくなることもあります。
事前に足元や投げる先の底質をある程度把握しておくと、余計なロストを減らせます。
市販のシャコ仕掛けは結ぶだけで使えて初挑戦向き
初めて小樽でシャコ釣りに挑戦する場合は、市販のシャコ仕掛けを使うのが手軽です。
あらかじめハリとハリス、オモリを結ぶ部分までセットになっているものが多く、道糸に結ぶだけで釣りを始められます。
仕掛け作りに時間をかけたくない人には向いている選択肢です。
市販仕掛けを選ぶ際は、パッケージに記載されたハリのサイズやハリスの長さを確認しておくと安心です。
シャコの口は小さいため、細身で小さめのハリが付いたタイプを選ぶと吸い込みがよくなります。
- 結ぶだけで使えるので準備の手間が少ない
- ハリの号数やハリスの長さがあらかじめ調整されている
- 根掛かりで仕掛けを失っても交換がしやすい
- 複数枚まとめて持っておくと1回の釣行で余裕を持って使える
市販仕掛けは根掛かりや潮の抵抗で切れることもあるため、1回の釣行で数セット用意しておくと安心です。
予備がないと仕掛けを失った時点で釣りを中断せざるを得なくなるので、複数枚の仕掛けを持参しておくと、釣行を最後まで続けやすくなります。
自作すればハリ数やハリスの長さを釣り場に合わせられる
釣行の回数が増えてきたら、仕掛けを自作してみるのも一つの方法です。
市販品は汎用的な作りになっている分、ハリの本数やハリスの長さを自分の釣り場に合わせて調整することが難しい面があります。
自作であれば、その日の底質や潮の速さに合わせて仕掛けを組み替えられます。
例えば、根掛かりが多い岸壁ではハリスを短めにして絡みを減らしたり、逆に潮がゆるやかな場所では少し長めにして自然な動きを出したりといった調整が可能です。
ハリの本数を増やして段差ばりのように上下のタナを同時に探る形にすることもできます。
自作にはリング付きの三又サルカンやハリス止めなど、市販の小物パーツを組み合わせて作る方法があります。
特別な道具を揃えなくても、基本のパーツさえあれば夜の自宅などで少しずつ作り置きしておけます。
ただし自作仕掛けは強度や結び目の作り方によって、投げた際にハリスが絡んだり、オモリの重さに耐えられず結び目がほどけたりすることがあります。
最初のうちは市販仕掛けの構造を参考にしながら、少しずつ自分なりの調整を加えていくとよいでしょう。
仕掛けの型は段差ばり・胴付き2本・下バリ天秤の3タイプから選ぶ
小樽でシャコ釣りに使われる仕掛けは、段差ばり・胴付き2本・下バリ天秤の3タイプに大きく分けられます。
どれも三角オモリを使った投げ仕掛けが土台になりますが、ハリの配置やオモリとの位置関係が違うため、探れる範囲や手返しの速さに差が出ます。
釣り場の状況や自分のスタイルに合わせて選ぶと、シャコとのやり取りがスムーズになります。
段差ばりは上下2本のハリで底のタナを同時に探れる
段差ばり仕掛けは、幹糸に長さの違う2本のハリスを結び、上下でハリの位置に差をつける形です。
底の砂泥にぴったり這わせるハリと、少し浮かせたハリを同時に出せるため、その日シャコが反応しやすいタナを一度に探れるのが魅力です。
特に潮の速さや水深が読みにくい岸壁では、この上下差が役立ちます。
上のハリにだけアタリが集中する日もあれば、下のハリのほうが数を伸ばす日もあり、比べながら釣ることで当日の傾向がつかみやすくなります。
一方で、ハリスの長さや結び目の作り方が甘いと、投げた瞬間に上下のハリス同士が絡んでしまうことがあります。
自作する場合は、上バリのハリスをやや短め、下バリを長めにするなど差をはっきりつけておくと絡みを抑えやすいです。
市販のシャコ用仕掛けにも段差ばりタイプが用意されている場合があるため、最初は既製品で構造を確認してから自作に移ると失敗が少なくなります。
胴付き2本仕掛けは仕掛け絡みが少なく手返しが速い
胴付き仕掛けは、幹糸から短いハリスを枝状に出してハリを付ける形で、段差ばりに比べてハリ同士の間隔が安定しやすい構造です。
そのため投入や回収の際に糸が絡みにくい傾向があり、効率的に数を重ねたい場面での選択肢として使われています。
枝ハリスの長さを短めに揃えることで、オモリを引いたときの動きにハリが振り回されにくくなり、エサの位置も安定します。
夕方から夜にかけて何度も投げ直すような釣り方をする人には、扱いやすいタイプといえます。
ただし枝ハリスを長く取りすぎると、結局は段差ばりと同じように絡みやすくなってしまいます。
目安として枝ハリスは短め・幹糸との角度は大きくつけすぎない、というバランスを意識すると扱いやすいです。
市販品にも胴付きタイプの投げ釣り仕掛けが流用できる場合があるため、専用品にこだわらず手持ちの仕掛けを確認してみるのもひとつの方法です。
下バリ天秤仕様はオモリの下でエサを底に密着させられる
下バリ天秤仕様は、天秤の下側に短いハリスでハリを直結し、オモリのすぐそばにエサを配置する形です。
オモリが底に食い込んだ状態でハリも同じ位置にとどまるため、エサを底の砂泥にぴったり密着させたいときに向いた形です。
シャコは巣穴の周りでエサを探る習性があるため、オモリ周辺にエサがあることで、巣穴からあまり動かずに口脚類特有の捕脚でエサを抱え込みやすくなるといわれています。
潮が緩やかで仕掛けが流れにくい状況では、この密着感が強みになります。
一方で、ハリがオモリのすぐ近くにあるぶん、根掛かりが多い岸壁ではオモリとハリを同時にロストしてしまう場面も出てきます。
予備の天秤とハリスを複数用意しておくことで、釣行の後半での仕掛けロストへの備えが充実します。
天秤のパーツは市販の小物として手に入るため、自作する場合も特別な工具を使わずに組み立てられます。
ネット仕掛けやサビキ併用でバラシと外道狙いを補える
ここまでの3タイプに加えて、補助的に使われるのがネット仕掛けとサビキの併用です。
ネット仕掛けは、ハリの周りに小さな網状のパーツを付けてシャコを絡め取る構造で、抱え込む力が弱いシャコでもハリから離れにくくする狙いがあります。
サビキ併用は、シャコ用の仕掛けとは別の枝ハリにサビキ用の小バリを付け、ハゼやアミなど小型の外道もあわせて狙う形です。
シャコの反応が鈍い時間帯に、外道の顔ぶれで場の状況を確認する使い方ができます。
これらはあくまで段差ばり・胴付き2本・下バリ天秤を基本にしたうえでの補助的な選択肢です。
次のような目安で使い分けると分かりやすくなります。
- 段差ばり:上下のタナを同時に探りたいとき
- 胴付き2本:手返しよく数を稼ぎたいとき
- 下バリ天秤:潮が緩く底への密着を優先したいとき
- ネット・サビキ併用:バラシが多い、または外道も含めて様子を見たいとき
状況に応じてこれらを使い分けることで、その日の潮や食いの傾向に合わせた釣り方がしやすくなります。
オモリは三角オモリの20〜30号を使うと砂泥底で流されにくい

小樽のシャコ釣りでオモリを選ぶなら、三角オモリの20〜30号が多くの釣り人に選ばれているのは、砂泥底での安定性が比較的優れているためです。
三角オモリは平らな面が底に接することで踏ん張りが利き、潮や風で仕掛けが流されにくくなります。
号数はおおよそ75〜115g程度に相当し、防波堤や岸壁からの投げ釣りで扱いやすい重さです。
まずはこの範囲を目安に用意しておくと、当日の状況に合わせて選びやすくなります。
三角形は底に食い込んで潮や風でも仕掛けが動きにくい
三角オモリが選ばれる理由は、その形状にあります。
丸型やナス型のオモリは転がりやすく、潮の流れや波の揺れで仕掛けごと動いてしまうことがありますが、三角オモリは角が底に食い込むように接地するため、その場にとどまりやすい特徴があります。
シャコは砂泥底の巣穴周辺でエサを探る習性があるため、仕掛けが不用意に動いてしまうと、せっかく寄ってきたシャコを驚かせてしまうことにもつながります。
オモリが動かず落ち着いていることは、アタリを出すための土台といえる部分です。
ただし三角オモリであっても、根や岩が混じる底質では引っかかりやすくなる場合があります。
小樽港の砂泥底は比較的シャコ釣りに向いていますが、根掛かりを完全に避けられるわけではないため、予備のオモリを何個か持っておくと安心です。
形状による安定性の違いは、実際に投げ比べてみると体感しやすい部分でもあります。
慣れないうちは三角オモリを基本形として使い、感覚をつかんでから他のタイプを試していく流れがおすすめです。
号数は竿の錘負荷と当日の潮の速さに合わせて上げ下げする
オモリの号数は、竿に表示された錘負荷の範囲内で選ぶことが基本です。
竿の許容範囲を超えた重いオモリを使うと、投げるときに竿へ余計な負担がかかり、破損につながる恐れがあります。
購入前や釣行前に、竿本体やパッケージに記載された錘負荷の表示を確認しておきましょう。
そのうえで、当日の潮の速さや風の強さに応じて号数を上げ下げするのが実践的な調整方法です。
潮が緩やかで風も弱い日は20号前後でも十分に底を保持できますが、潮が速くなる時間帯や強めの風が吹く日は、30号程度まで上げたほうが仕掛けの安定感が増します。
- 潮が緩い・無風に近い:20号前後を目安に
- 潮がやや速い・風がある:25号前後で調整
- 潮が速い・強風気味:30号程度まで上げる
号数を上げすぎると仕掛け全体が重くなり、投げにくくなるだけでなく、シャコが違和感を覚えやすくなるとも言われています。
竿の許容範囲を超える号数を無理に使うのは、竿の破損につながるため避けてください。
まずは軽めから試し、必要に応じて重くしていく順番がやりやすい進め方です。
複数の号数を用意しておくと、当日の条件に合わせてその場で調整できます。
三角オモリは形状ごとにサイズ展開があるため、20号・25号・30号あたりを揃えておくと、潮の変化にも対応しやすくなります。
軽い仕掛けで探るならジェット天秤や中通しオモリも使える
状況によっては、三角オモリ以外の選択肢も補助的に使えます。
ジェット天秤や中通しオモリは、軽めの仕掛けで底を探りたいときに向いています。
ジェット天秤は羽根がついた形状で、投げた際に仕掛けが絡みにくく、飛距離も出やすいという特徴があります。
中通しオモリはオモリの中に糸が通る構造で、シャコがエサを咥えて動いた際の抵抗が少なくなる点が利点です。
抵抗が少ないぶん違和感を与えにくく、送り込みの動作もしやすくなります。
三角オモリでの反応が鈍いときに試してみる価値があります。
ただし、これらのオモリは三角オモリほど底への食い込みが強くないため、潮や風が強い日には流されやすくなる面があります。
あくまで凪に近い状況や、軽い仕掛けで手返しよく探りたい場面での補助的な選択肢として捉えておくとよいでしょう。
次のように状況で使い分けると分かりやすくなります。
| オモリの種類 | 向いている状況 |
|---|---|
| 三角オモリ20〜30号 | 基本形。 潮や風がある日でも安定 |
| ジェット天秤 | 絡みを減らし飛距離を出したいとき |
| 中通しオモリ | 凪に近く、軽い仕掛けで違和感を減らしたいとき |
基本となるのは三角オモリの20〜30号で、他のタイプはその日の潮や風の状況を見ながら選択肢として加えていく形です。
まずは三角オモリで一通り試し、慣れてきたら別のタイプも取り入れてみると、釣り場ごとの違いが感じ取りやすくなります。
ハリはカレイ針より小さく細身のヤマメ針が掛かりやすい
小樽のシャコ釣りでは、カレイ釣りに使うような大きく太いハリではなく、小さく細身のヤマメ針のほうが、より多くの釣り人に選ばれています。
理由は単純で、シャコの口はそれほど大きくなく、太軸で存在感のあるハリだと違和感を与えやすいためです。
カレイ用の仕掛けをそのまま流用すると、抱え込むだけで口まで入らないケースが増えるので注意が必要です。
小さな口に吸い込ませるならヤマメ針6〜8号が扱いやすい
ヤマメ針は本来渓流魚用の小型ハリですが、シャコ釣りでは6〜8号前後がちょうど扱いやすいサイズとされています。
ハリ全体が小ぶりでシルエットが目立たないため、シャコが捕脚でエサを抱え込む際にも違和感を与えにくく、そのまま口元まで引き寄せやすくなります。
号数選びに迷ったら、まずは7号前後を基準にして、当日の食いの渋さや持ち帰るシャコのサイズ感を見ながら6号・8号へ調整していく方法が分かりやすいです。
数種類を仕掛けケースに常備しておくと、釣り場でのハリ交換もスムーズになります。
- ヤマメ針6号:口が小さめの個体や渋い日向け
- ヤマメ針7号:迷ったときの基準サイズ
- ヤマメ針8号:エサが外れにくく型狙いにも対応しやすい
いずれのサイズでもハリ先の鋭さは釣果に関わるため、根掛かりや連続使用でハリ先が鈍ったと感じたら早めに交換しておくと安心です。
細軸の軽いハリは短いエサを自然に漂わせられる
ヤマメ針は軸が細く軽いため、短く切ったアオイソメを不自然に沈ませず、砂泥底の上でふわりと動かせる点も利点です。
太軸のハリだとエサ自体の重みでハリ先が下がり、動きが硬くなってしまうことがあります。
特にシャコは巣穴の周りでエサの気配を探る習性があるとされ、わずかな揺らぎや漂いが誘いにつながる場面があります。
細軸ハリならその微妙な動きを殺しにくく、置き竿にしていても自然な状態を保ちやすくなります。
ただし細軸ゆえに強い衝撃には弱く、無理な力をかけると伸びたり折れたりすることがあります。
根掛かりを感じた場合は、強引に引っ張らず竿の角度を変えながら丁寧に対応する方法が知られています。
ハリスは10cm前後の短めにして絡みと吐き出しを防ぐ
ハリスは長くしすぎず、10cm前後の短めに調整するとエサの吐き出しや仕掛け絡みを防ぎやすくなります。
ハリスが長いと投げた際にオモリと絡みやすく、着底後もエサが必要以上に漂ってシャコが違和感を覚える一因になります。
短めのハリスであれば、オモリの動きとエサの位置関係が近くなり、底に寝かせた状態を保ちやすい点もメリットです。
段差ばりや胴付き仕掛けを自作する場合も、上下のハリス長を揃えて10cm前後にしておくと、扱いやすさが安定します。
市販のシャコ用仕掛けを使う場合は、あらかじめこの長さに近い設計になっていることが多いため、まずはそのまま使ってみて、慣れてきたら自分の釣り場に合わせて微調整していくとよいでしょう。
エサはアオイソメを1.5〜3cmに切って1本のハリに小さく付ける

シャコ釣りのエサ付けは、アオイソメを1.5〜3cm程度に切り、1本のハリに1切れだけを小さく刺すことが基本になります。
エサを長く垂らしたり房掛けにしたりすると、シャコが捕脚で抱え込むだけで口まで届かず、アタリはあってもハリ掛かりしにくい状態になりがちです。
短く小さくまとめることで、ハリ先まで含めてすっぽり口に収まりやすくなり、掛かりの良さにつながります。
短く切ることで、ハリ先が魚の口に届きやすくなる可能性があります
シャコの口は見た目の体格に比べてかなり小さく、長いエサを丸ごと咥えるようなことはあまりありません。
そのため、1.5〜3cmという短い長さに切りそろえることが、口の中までハリ先を届かせる工夫の中心になります。
長さの目安としては、爪の先から第一関節くらいまでの長さをイメージすると切りやすいです。
切ったエサをハリに刺す際は、ハリ先が少し外に出るくらいの位置で止めておくと、抱え込んだ瞬間にハリ先が口周りに触れやすくなります。
エサ全体をハリの中に埋め込んでしまうと、せっかく短く切ってもハリ先が隠れてしまい、掛かりが悪くなる原因になるので注意が必要です。
また、短く切ったエサは水中でだらんと垂れ下がりにくく、底に寝かせた状態を保ちやすいという利点もあります。
前のセクションで触れた短めのハリスと組み合わせることで、オモリ・ハリス・エサ全体がコンパクトにまとまり、シャコの生活圏である巣穴周りに自然な形で置きやすくなります。
エサを長く垂らしたままの状態では、抱え込みだけで終わる可能性が高まるとされています。
アタリが増えても掛からない日が続くときは、まずエサの長さを見直してみるのが近道です。
太めのアオイソメは縦に裂かず輪切りで使い切る
アオイソメには太さにばらつきがあり、太めの個体をそのまま短く切ると、断面が大きくなりすぎることがあります。
このとき縦に裂いて薄くしようとする方法もありますが、シャコ釣りでは縦に裂かず輪切りにして使うほうが扱いやすく、身崩れも少なく済みます。
輪切りにする理由は、断面を丸く保つことでハリへの刺し通しがしやすく、水中での形も安定しやすいためです。
縦に裂いてしまうと身が薄く弱くなり、投げた際の衝撃や水の抵抗でちぎれてエサ持ちが悪くなることがあります。
太いイソメ1本から輪切りで数個分のエサが取れるため、無駄なく使い切れる点も実用的なメリットです。
切る際は清潔なハサミやナイフを使い、エサ専用のまな板やトレーの上で作業すると、後片付けもスムーズになります。
| 切り方 | 特徴 | 向き・不向き |
|---|---|---|
| 輪切り | 断面が丸く形が安定しやすい | 太めのアオイソメ向き |
| 縦割り | 身が薄くなり崩れやすい | シャコ釣りではあまり使わない |
| 長め(4cm以上) | 垂れ下がりやすくハリ先が隠れがち | 抱え込みだけで終わりやすい |
エサは30分を目安に付け替えて匂いと動きを保つ
アオイソメは海中に長く沈めておくと体液が抜け、匂いや動きが弱まっていきます。
目安として30分ほどで新しいエサに付け替える意識を持つと、シャコに気づいてもらいやすい状態を保ちやすくなります。
反応が薄いと感じたときも、まずはエサ交換から試してみるとよいでしょう。
付け替えの際は、使い終わったエサの切れ端や汚れをこまめに取り除き、ハリ全体を清潔に保つことも忘れないようにします。
汚れが付着したままだと、新しいエサの匂いが薄まってしまうことがあります。
- エサ箱とクーラーボックスは分けて管理する
- イソメを触った手は他の道具や顔に触れる前に洗う、または濡れタオルで拭う
- 手についた体液で目や口に触れないよう注意する
- 余ったエサは持ち帰り、現地に放置しない
イソメを扱った手は思った以上に匂いが残りやすく、目や口の周りに触れると不快な刺激になることがあります。
釣り場では手拭き用のタオルやウェットティッシュを用意しておくと、エサ交換のたびに手早く対応でき、快適に釣りを続けやすくなります。
竿とリールはシャコ専用でなく投げ竿やルアーロッドの流用で足りる
小樽でシャコ釣りを始めるにあたって、専用タックルでなく、手持ちの投げ竿やルアーロッドを流用して釣りを楽しむ方法も多く選ばれています。
シャコ釣りは砂泥底を広く探る投げ釣りスタイルが基本になるため、竿とリールに求められる性能は普段の投げ釣りやちょい投げ釣りとほぼ同じです。
すでに投げ竿やルアーロッドを持っている方は、新たに道具をそろえる前に手持ちの装備で試してみるのが現実的な選び方といえます。
3〜4mの投げ竿は岸壁から沖の砂泥底まで届かせやすい
厩町岸壁や北浜岸壁のように足場の広い釣り場では、3〜4m前後の投げ竿を使うと沖の砂泥底までしっかり仕掛けを届かせやすくなります。
三角オモリ20〜30号を背負って遠投することを考えると、ある程度の長さと張りのある竿のほうが投げやすく、着水後の底取りも安定します。
錘負荷の目安としては、25号前後のオモリを扱える表示のある投げ竿であれば、多くの場面で扱いやすい範囲に収まります。
すでに堤防釣りや投げ釣りで使っている竿があれば、まずはそれを流用してみて問題ありません。
リールはナイロン糸3〜5号相当を巻いた中型スピニングリールで足りるため、遠投用の専用リールを新調する必要はあまりありません。
糸が細すぎると根ズレでのライントラブルが増えやすいので、太さの選び方だけは気を配っておきたいところです。
竿先の柔らかさも重要な要素で、シャコが仕掛けを抱え込んだときの微妙な重みの変化を見るには、穂先がある程度しなる竿のほうがアタリを察知しやすくなります。
硬すぎる竿だと前アタリが伝わりにくく、送り込みのタイミングを逃してしまうこともあります。
短いルアーロッドと小型スピニングリールでも足元は十分狙える
色内埠頭のように市街地から近く手軽に竿を出せる場所では、遠投にこだわらず足元から数メートル圏内を丁寧に探るスタイルも選択肢に入ります。
この場合は2m前後のルアーロッドと小型スピニングリールの組み合わせでも十分に対応できます。
荷物を減らして身軽に釣行したい方や、仕事帰りに短時間だけ竿を出したい方には、コンパクトなルアーロッドのほうが取り回しがよく感じられるはずです。
三角オモリ20号前後までの軽めの仕掛けであれば、無理なくキャストできる竿も多くあります。
ただし短い竿は遠投距離が限られるため、岸壁からさらに沖の底を探りたい場面では投げ竿に分がある点は押さえておきたいところです。
釣り場の地形や狙うポイントの距離に応じて、投げ竿とルアーロッドを使い分けるとよいでしょう。
リールのドラグは緩めに設定しておくと、シャコが抱え込んだ後の巻き上げ中に急な引きが出ても糸が出て切れにくくなります。
細かい調整ですが、バラシを減らすうえで意外と役立つポイントです。
三脚を立てて竿を並べるとアタリの回数を増やせる
置き竿でじっくり待つシャコ釣りでは、竿受け付きの三脚を使って竿受け付きの三脚で固定して出すとアタリの機会を増やしやすくなります。
複数の仕掛けを異なるタナや距離に投げておけば、その日の反応がよい場所を効率よく見つけられます。
ただし通路をふさぐほどの本数を出すことは避けてください。
竿の間隔は隣の仕掛けと絡まない程度にしっかり空け、通路をふさがない位置に三脚を設置することが大切です。
竿を並べすぎたり通路側に置いたりすることは、他の釣り人や歩行者との安全面でのリスクがあるため注意が必要です。
置き竿にする際は、竿受けや三脚に必ず固定し、竿だけを地面に置いたり手すりに立てかけたりする置き方は避けます。
波や風で竿が海に落ちる事故を防ぐためにも、固定は欠かせない手間と考えておきましょう。
夕方から夜にかけて竿を出す場合は、足元を照らすヘッドライトを準備し、ライフジャケットを着用したうえで単独釣行は避けるのが安心です。
竿の本数を増やすほど手返しの合間に目を離しやすくなるため、周囲の安全確認も忘れずに行いたいところです。
| タックル | 長さの目安 | 向いているスタイル |
|---|---|---|
| 投げ竿 | 3〜4m前後 | 岸壁から沖の砂泥底を遠投で探る |
| ルアーロッド | 2m前後 | 足元からケーソン際を手軽に探る |
| 三脚+竿受け | 2〜3本並べ | 置き竿で広範囲のタナを同時にチェック |
投げたら置き竿で待ち、アタリが出てもアワセ厳禁で送り込む

仕掛けを投げてからの待ち方は、糸を張りすぎず置き竿でじっくり待つ方法が、多くの釣り人に選ばれています。
シャコは捕脚でエサを抱え込むだけの時間が長く、慌てて竿を立ててしまうとエサだけを離されてバラしやすくなります。
竿先の小さな動きを見逃さず、抱え込みが深まるまで糸を送り込んで待つ意識を持つことが、数を伸ばすコツになります。
遠投後は糸を張りすぎず竿先を海面側に向けて待つ
遠投した直後は、糸ふけを軽く巻き取ってから竿先をやや海面側に向けておくのが扱いやすい形です。
糸が張りすぎた状態だと、エサの動きが不自然になりシャコに警戒されやすくなります。
具体的には、竿先を45度程度に下げ気味にして立てかけ、風や潮でできるたるみだけをそっと取り除くイメージで十分です。
強く張りすぎると、わずかな前アタリが竿先に伝わる前にエサから離れてしまうこともあります。
三脚に竿を預けた後も、糸ふけの量は時々確認しておきたいところです。
潮の流れが変わると糸の張り具合も変化するため、こまめなチェックが待ち時間の質を左右します。
反応がなければ数メートルずつゆっくり引いて底を探る
数分待ってもアタリがない場合は、仕掛けを大きく動かさず数メートル単位でゆっくり引いてみます。
シャコは巣穴周辺にとどまっていることが多いため、少しずつ探る範囲を広げることでエサに気づいてもらいやすくなります。
引き方の目安は、リールを2〜3回転ほどゆっくり巻いて止め、数十秒待つ動作を繰り返すやり方です。
急に大きく巻いてしまうとオモリが底から浮き上がり、シャコのいる層から仕掛けが外れてしまうこともあります。
竿先に伝わる感触で底が砂っぽいか泥っぽいかを確認しながら、反応の良いポイントを少しずつ絞り込んでいくのも一つの方法です。
同じ場所で粘りすぎず、探る意識を持っておくと手応えにつながります。
小さな前アタリでは動かさず本アタリまで待つ
竿先が小さくクンクンと動く前アタリの段階では、竿を動かさずそのまま待つのが鉄則です。
この段階はシャコが捕脚でエサに触れているだけで、まだしっかり抱え込んではいません。
抱え込ませてから巻き上げるという考え方を意識しておくと、待つ時間の長さにも納得感が持てます。
焦って竿を煽ると仕掛けごと引いてしまい、せっかく近づいたエサをそのまま離されてしまいます。
前アタリの段階で竿を大きくあおる動作は、バラしのリスクが高まるとされているため注意が必要です。竿先だけをじっと見つめ、次の動きが出るまで手を出さない我慢も必要になります。
前アタリから本アタリまでは数十秒かかることも珍しくありません。
焦らず竿先の変化を観察する時間も、シャコ釣りならではの楽しみのひとつと考えておくと気持ちに余裕が生まれます。
竿先に重みが乗ったら一定速度で巻き上げて浮かせる
竿先にはっきりとした重みが乗ったら、そこでようやく巻き上げのタイミングです。
急がず一定の速度でリールを巻き、仕掛けを海面まで浮かせてきます。
巻き上げ速度を途中で急に変えると、抱え込んでいたシャコが違和感を覚えて離してしまうことがあります。
一定のリズムを保ちながら巻き続け、海面近くまで来たら取り込みの準備に移ります。
下の表は、アタリの段階ごとの竿先の様子と対応の目安をまとめたものです。
| 段階 | 竿先の様子 | 対応 |
|---|---|---|
| 前アタリ | 小さくクンクン動く | 動かさずそのまま待つ |
| 本アタリ | 竿先がぐっと重くなる | 動かさずそのまま待ち、抱え込ませる |
| 巻き上げ | 重みが安定して乗る | 一定速度でゆっくり巻く |
アタリが出てもすぐに合わせない一連の流れを守ることが、これまで組み上げてきた仕掛けを活かす近道になります。
焦らず段階を踏むことで、取り込みまでたどり着ける確率も高まっていきます。
小樽港は厩町岸壁・北浜岸壁・色内埠頭で竿を出せる
小樽でシャコ釣りをする場合、厩町岸壁・北浜岸壁・色内埠頭が竿を出せる釣り場とされており、釣り人に親しまれています。
どこも港湾内にあり足場が整っているため、投げ仕掛けを使った釣りに向いています。
ただし釣りができるかどうかは時期や管理状況で変わることがあるため、現地の表示を必ず確認してから竿を出すようにしましょう。
厩町岸壁と北浜岸壁は足場が広くシャコの実績が高い
厩町岸壁と北浜岸壁は、足場が広く複数人で並んでも釣りがしやすい場所として親しまれています。
砂泥底が広がるエリアに近く、投げ仕掛けでシャコを狙う人の姿がシーズン中によく見られます。
足場に余裕がある分、三脚を使って竿を固定しやすいのもこの2か所の特徴です。
ただし置き竿にする際は通路をふさがないよう本数を絞り、周囲の釣り人や通行の妨げにならない配置を心がけてください。
夕方から夜にかけて人が増える時間帯もあるため、隣との仕掛けの間隔を意識しておくと、投げ返しやオマツリを防ぎやすくなります。
足元がコンクリートで滑りやすいこともあるので、履き慣れた靴で立つことも大切です。
ライフジャケットの着用は、こうした岸壁釣りでも基本の備えとして意識しておきたいところです。
万が一の落水に備え、単独より複数人での釣行が安心につながります。
色内埠頭は市街地から近く夜釣りでも入りやすい
色内埠頭は小樽の市街地から近く、移動の負担が少ないまま釣り場に立てるという点が魅力です。
買い物や食事のついでに立ち寄りやすい立地は、他の2か所にはない強みといえます。
夕方から夜にかけてシャコの食いが立ちやすいことは前のセクションでも触れましたが、色内埠頭は市街地の照明が近いため、夜釣りに慣れていない人でも比較的入りやすい雰囲気があります。
とはいえ周囲が明るいからといって足元まで見えているとは限りません。
ヘッドライトや足元を照らす照明は、暗くなってからの釣行では必携です。
仕掛けの結び替えやエサ付けの際にも手元が見えないと作業が雑になり、思わぬ落水につながることがあります。
市街地から近い分、駐車スペースの争奪や通行人との距離が近くなる場面もあります。
周囲への配慮を忘れず、荷物を広げすぎない釣りスタイルを意識しましょう。
第2埠頭・勝納埠頭・南防波堤は漁業権や立入禁止で釣りできない
第2埠頭・勝納埠頭・南防波堤については、漁業権の設定や立入禁止の区域が設けられており、釣りができない場所とされています。
フェンスやロープ、立入禁止の表示がある区域には絶対に立ち入らないでください。
港湾施設は漁業や物流のための場所でもあり、釣り人が自由に出入りできる場所ばかりではありません。
見た目が開けていても、実際には立入禁止区域に含まれていることもあります。
以下の表は、竿を出す前に確認しておきたいポイントを簡単にまとめたものです。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 表示・フェンス | 立入禁止表示やロープがある区域には入らない |
| 漁業権区域 | 採捕が制限された区域では釣りをしない |
| 最新情報 | 小樽市・港湾管理者・地元漁協の情報を釣行前に確認する |
釣りができる区域は時期によって見直されることもあります。
訪れるたびに現地表示を確かめる習慣をつけておくと、思わぬトラブルを避けやすくなります。
車の停め方とゴミの持ち帰りで釣り場を残す
釣り場を長く使い続けるためには、車の停め方とゴミの持ち帰りに気を配ることが欠かせません。
駐車スペースが限られている場所も多く、路上駐車が近隣の迷惑になるケースもあります。
指定された駐車エリアがある場合はそこに停め、通行や作業の妨げにならない位置を選びましょう。
混雑する時間帯には早めの到着を心がけると、駐車で慌てずに済みます。
エサの残りや仕掛けの切れ端、飲食物のゴミは、その日のうちにすべて持ち帰るのが基本です。
ゴミを持ち帰ることが、次の釣行者にとっても釣り場を使いやすくすることにつながります。
イソメを扱った手はエサ箱やクーラーと分けて管理し、口や目に触れないよう気をつけてください。
釣り場が使いやすい状態で保たれるかどうかは、そこを利用する一人ひとりの行動にかかっています。
小さな心がけの積み重ねが、これからも小樽でシャコ釣りを楽しめる環境につながっていきます。
シーズンは夏と初冬、時間帯は夕方から夜が食いの立つタイミング

小樽でシャコを狙うなら、夏と初冬の2つの時期、特に夕方から夜にかけての時間帯が、シャコの活性が高まるとされるタイミングです。
シャコは砂泥底の巣穴に潜んでいて、水温や明るさの変化によって行動のリズムが変わる生き物です。
季節と時間帯を意識するだけで、仕掛けを投げる回数あたりの手応えは変わってきます。
夏は数釣りが楽しめる小樽の風物詩として狙える
小樽のシャコ釣りといえば、まず名前が挙がるのが夏場です。
水温が上がる時期はシャコの活性も上がりやすく、数釣りが楽しめる小樽の夏の風物詩として親しまれてきました。
日中よりも朝夕の涼しい時間帯に反応が集中しやすいのも、この時期らしい特徴です。
夏場は仕掛けを何度も投げ返す機会が増えるため、エサの消耗も早くなりがちです。
アオイソメの補充を惜しまず、こまめに付け替えることで反応を保ちやすくなります。
ただし気温が高い日は日中の日差しが強く、体調管理にも気を配りたい季節です。
水分補給をしながら、無理のないペースで竿を出すことを心がけましょう。
夏は釣り場も賑わいやすく、隣の人との間隔や仕掛けの投げる方向にも注意が必要です。
周囲への配慮を忘れず、譲り合いながら楽しむ姿勢が釣り場の居心地を良くします。
初冬はハゼ交じりで型のよいシャコが期待できる
夏がひと段落したあと、初冬にもう一度チャンスが巡ってきます。
この時期は水温が下がり始め、シャコの動きが落ち着く分、型のよい個体が交じりやすい時期として知られています。
あわせてハゼが一緒に掛かることも多く、外道混じりの釣りとして楽しむ人も少なくありません。
初冬は日暮れが早く、夕方から夜にかけての時間が一段と重要になります。
日中の釣行よりも、暗くなり始めるタイミングを狙って竿を出すほうが効率的です。
気温の低下とともに手先が冷えやすくなるため、防寒具や使い捨てカイロなどの準備も欠かせません。
夜釣りとなるとヘッドライトや足元を照らす照明も必須で、これは季節を問わず共通の心得です。
この時期は数よりも一匹あたりの型を楽しむ釣りに近く、じっくり構えて待つスタイルが向いています。
焦らず腰を据えて臨む姿勢が、結果的に良い型との出会いにつながります。
サバやイワシが湧く時間は仕掛けを下げて底に徹する
小樽港では季節によってサバやイワシなど回遊魚が接岸し、水面近くで群れが跳ねることがあります。
こうした時間帯は仕掛けが浮いてしまうとそちらに反応してしまい、本来狙いたい底のシャコを取りこぼしやすくなります。
回遊魚の気配を感じたら、仕掛けをしっかり沈めて底に張り付かせる意識を持つことが大切です。
三角オモリを使った仕掛けは底に食い込みやすい形状なので、この場面でも安定して沈めやすい利点があります。
仕掛けを浮かせたままの状態では、回遊魚に反応されてエサだけが消費されやすい傾向があります。
定期的に竿先の様子を確認し、違和感があれば早めに仕掛けを回収してエサの状態をチェックしましょう。
回遊魚の活性が高い時間帯は一時的なもので、時間が経てば落ち着くことも多くあります。
周囲の状況を見ながら、無理に粘らず一旦仕掛けを休ませる判断も釣果につながります。
釣れない年は場所替えとエサの鮮度から見直す
シャコの釣果は年によって差が出やすく、同じ時期・同じ場所でも思うように反応が得られない年もあります。
こうした状況では、まず立ち位置を変えてみることが基本の見直しポイントです。
下記は反応が乏しいときに確認したいポイントの目安です。
| チェック項目 | 見直しの目安 |
|---|---|
| 場所 | 数十メートル単位で立ち位置をずらしてみる |
| エサの鮮度 | 30分程度を目安に新しいものへ交換 |
| 時間帯 | 夕方〜夜の時間帯にずらして再挑戦 |
| 仕掛けの沈み具合 | オモリの号数や投げる角度を調整 |
エサが古くなると匂いや動きが弱まり、シャコに気づいてもらいにくくなります。
付け替えのタイミングを早めに設定しておくだけでも、反応の出方が変わることがあります。
釣れない日が続くと焦りがちですが、季節や潮の巡りによる自然な波であることも多いものです。
場所とエサ、この2つの基本に立ち返って調整することが、次の一匹への近道になります。
市販仕掛けと自作は釣行回数と手間のかけ方で選び分ける
市販仕掛けと自作仕掛けのどちらを選ぶかは、釣行の頻度と手間をかけられる時間で決まります。
たまに小樽港へ足を運ぶ程度なら市販品で十分ですし、何度も通うつもりなら自作したほうが釣り場に合わせやすくなります。
ここでは、それぞれの選び方と根掛かり対策をまとめてみます。
年に数回なら市販仕掛けを複数枚用意するほうが早い
年に数回だけ小樽でシャコ釣りを楽しむという方には、市販のシャコ仕掛けを複数枚まとめて用意しておく方法が向いています。
結び方やハリの号数をあれこれ調べずに済み、現地に着いたらすぐ投げられるのが最大の利点です。
市販品はメーカーがヤマメ針サイズやハリスの長さをあらかじめ調整しているため、初めての釣行でも仕掛け選びで悩む時間を減らせます。
パッケージにハリ数やオモリの号数目安が記載されているので、当日の潮の速さに合わせて号数違いを何種類か持っていくと安心です。
ただし、市販仕掛けは根掛かりや投げ切れで失う前提の消耗品と考えておくのがおすすめです。
1回の釣行で2〜3枚は使う想定で、少し多めに買っておくと現地で仕掛けが足りなくなる心配が減ります。
仕掛けを結ぶ手間が省ける分、エサの付け方や置き竿の待ち方といった釣り自体の練習に時間を使えるのも市販仕掛けのメリットです。
回数を重ねるうちに、自分の釣り方に合う仕掛けの傾向が見えてきます。
通うなら自作でハリとハリスを釣り場に最適化できる
小樽港へ何度も通う予定があるなら、自作仕掛けに切り替えることでハリの号数やハリスの長さを釣り場ごとに微調整できるようになります。
市販品は汎用性を重視した作りになっているため、特定の岸壁の底質や潮の癖に完全には合わないこともあるためです。
たとえば厩町岸壁のように砂泥が柔らかい場所ではハリスをやや短めにし、潮が速い日には結び目の位置を工夫するといった調整が自作なら効きます。
段差ばりや胴付き2本、下バリ天秤仕様といった型を釣行のたびに使い分けられるのも自作の強みです。
自作にはハリ・ハリス・オモリ止めなどの材料をそろえる手間がかかりますが、慣れれば1つの仕掛けを数分程度で結べるようになります。
慣れないうちは自宅で明るいうちに結んでおき、現地では交換するだけにしておくと落ち着いて釣りができます。
自作を続けていくと、その日の反応から仕掛けの微妙な差を感じ取れるようになり、次回への改善点も見つけやすくなります。
通う頻度が増えるほど、この積み重ねが釣果の安定につながっていきます。
根掛かりが多い岸壁では消耗を前提に予備を持つ
小樽港の岸壁は砂泥底が中心とはいえ、捨て石やケーソンの継ぎ目にオモリやハリが引っかかる根掛かりも起こります。
市販・自作にかかわらず、予備の仕掛けを持たずに釣行すると、根掛かりで仕掛けを失った場合に釣りを続けられなくなる状況が生じやすくなります。
根掛かりが多いと感じる釣り場では、あらかじめ結び終えた仕掛けを3〜5組ほどケースに入れて持参しておくと、交換のたびに現地で結び直す手間が省けます。
ハリスだけを予備で多めに用意し、現地でオモリとハリを付け替える方法も時間短縮になります。
下記に、市販仕掛けと自作仕掛けの向き不向きを簡単にまとめました。
| タイプ | 向いている人 | 準備の手間 | 釣り場への対応力 |
|---|---|---|---|
| 市販仕掛け | 年に数回の釣行者 | 少ない | 汎用的 |
| 自作仕掛け | 頻繁に通う人 | やや多い | 釣り場ごとに調整可能 |
どちらを選ぶにしても、根掛かりや投げ切れは想定内の出来事として、予備を余裕を持って用意しておくことで、釣行を最後まで楽しめる可能性が高まります。
仕掛けが足りなくなって早めに切り上げるより、少し多めに持参して最後まで楽しめる状態を保っておきましょう。
実在する仕掛けやタックルなら小樽のシャコ釣りをすぐ始められる

ここまで仕掛けの選び方や釣り場、シーズンの目安を見てきましたが、実際に手に取れる仕掛けやタックルを知っておくと、準備の段取りがぐっと早くなります。
市販品と自作仕掛け、そして流用できるロッド・リールまで、実例を交えて紹介します。
どれも小樽のシャコ釣りで実際に使われた組み合わせなので、初めての釣行でも迷いにくいはずです。
| 名称 | タイプ | 向いている人 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ハヤブサ「シャコ仕掛け」 | 市販の投げ仕掛け | 初めて挑戦する人 | 結ぶだけで使えるシャコ専用設計 |
| 自作仕掛け(konosirusの日記) | 段差ばり・胴付き・下バリ天秤 | 釣り場に合わせたい人 | ハリ数やハリスの長さを調整可能 |
| ストラディック(+ブラキストン) | スピニングリール+ロッド | タックルを流用したい人 | サクラマス釣りからの転用でも扱いやすい |
| つり人 2026年10月号 | 釣り雑誌 | 仕掛けの知識を深めたい人 | ハゼ特集で仕掛けや遊び方を解説 |
ハヤブサ「シャコ仕掛け」
ハヤブサのシャコ仕掛けは、市販のシャコ専用仕掛けとして知られています。
ハリとハリス、オモリの結束があらかじめ組まれているため、袋から出して竿先に結ぶだけで釣りを始められる手軽さが特徴です。
実際に厩町岸壁でのシャコ釣りに使われた実績があり、初めて竿を出す場所としても選ばれやすいポイントと相性がよいと言えます。
細かなハリ選びやハリスの長さ調整に悩まずに済むのが、この仕掛けの大きな利点です。
仕掛け作りに時間をかけたくない人ほど、まずはこのタイプから試してみる価値があります。
ただし根掛かりや投げ切れで消耗しやすいため、当日は複数枚を持参しておくと安心です。
結び方や号数の細かな仕様は、パッケージや公式サイトの表示が最新の情報になっています。
購入前に投げ竿の錘負荷と合っているかを確認しておくと、当日のトラブルを減らせます。
自作の段差ばり/胴付き2本仕掛け/下バリ天秤仕様(konosirusの日記)
個人ブログのkonosirusの日記では、小樽港でのシャコ釣りに用いられた自作仕掛けのバリエーションが紹介されています。
段差ばり、胴付き2本、下バリ天秤といった型を、その日の潮の速さや底の状態に合わせて使い分けている様子がうかがえます。
市販品にはない、釣り場ごとの細かな調整ができる点が自作ならではの魅力です。
ハリスの長さやハリの号数を自分で決められるため、通う頻度が増えるほど自作のメリットが大きくなります。
一方で、結束の手間や仕掛け作りの時間がかかる点は避けられません。
結び目が十分に締まっていない状態で投げると、遠投時の負荷でハリスが切れる可能性があるため、事前に手元で確認する方法が知られています。
ブログに掲載されている仕掛け図やハリスの長さは、あくまで一例として参考にする姿勢がちょうどよいバランスです。
実際の釣り場では潮の流れや底質が変わるため、現地の状況に合わせて微調整することを前提に組み立てておきましょう。
「自作の段差ばり/胴付き2本仕掛け/下バリ天秤仕様」を検索して探す
ストラディック
ストラディックは、サクラマス釣りで使われているリールとして知られていますが、シャコ釣りにも流用できる汎用性の高さが特徴です。
組み合わせるロッドにはブラキストンが使われており、こちらもサクラマス用のタックルをそのまま転用する形になっています。
専用品を新調しなくても、手持ちの投げ釣り・ルアー用タックルで十分に対応できる一例です。
ナイロン3〜5号相当のラインを巻いておけば、三角オモリ20〜30号を投げる際の負荷にも耐えやすくなります。
専用タックルをそろえる前に、まずは手元の道具で試してみる選択肢があることを知っておくと気が楽になります。
リールのドラグ調整は、投げ込み後の置き竿中に緩みすぎないよう事前にチェックしておくことがポイントです。
アタリが出て送り込む場面でも、ドラグが安定していれば急な引き込みにも対応しやすくなります。
つり人 2026年10月号(つり人社)
つり人 2026年10月号は、総合釣り雑誌として知られ、「場所・仕掛け・遊び方 真鯊と大鮎」という特集が組まれています。
シャコそのものを主題にした特集ではありませんが、仕掛けの組み方や釣り場選びの考え方は、シャコ釣りの仕掛け作りにも通じる部分が多く見つかります。
雑誌ならではの図解や写真は、文章だけでは伝わりにくいハリスの結び方や仕掛けの全体像を把握するのに役立ちます。
自作仕掛けに挑戦する前の予習として、手に取ってみる価値があります。
特集内容や誌面構成は号によって変わるため、最新の情報は公式サイトや販売ページでご確認ください。
仕掛け作りの参考書として一冊持っておくと、釣行のたびに読み返せる資料になります。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 小樽のシャコ釣りは、三角オモリを使った投げ仕掛けが基本になる
- 仕掛けの型は段差ばり・胴付き2本・下バリ天秤の3タイプから釣り場に合わせて選ぶ
- オモリは三角オモリの20〜30号を使うと、砂泥底でも流されにくい
- ハリはカレイ針より小さく細身のヤマメ針6〜8号前後のほうが掛かりやすい
- エサはアオイソメを1.5〜3cmに切り、1本のハリに小さく付ける
- 竿とリールは専用品でなく、投げ竿やルアーロッドの流用で足りる
- アタリが出ても即アワセせず、糸を送り込んでから一定速度で巻き上げる
- 釣り場は厩町岸壁・北浜岸壁・色内埠頭を選び、立入禁止区域には入らない
- シーズンは夏と初冬、時間帯は夕方から夜が食いの立つタイミングになる
小樽のシャコ釣りは、三角オモリを使った投げ仕掛けと、細身のヤマメ針、短く切ったアオイソメという組み合わせを覚えてしまえば、道具立て自体はそれほど難しいものではありません。
市販のシャコ仕掛けから始めて、慣れてきたら自作で釣り場に合わせて調整していくという流れも、無理なく取り入れやすい方法です。
アタリが出た瞬間についあわせたくなる気持ちは誰にでもあると思いますが、シャコ釣りではそこをぐっとこらえて糸を送り込むひと呼吸が、釣果につながる分かれ目になります。
焦らずゆっくり巻き上げることを、ぜひ意識してみてください。
釣り場については、厩町岸壁・北浜岸壁・色内埠頭といった釣りが可能とされる場所を選び、立入禁止のフェンスやロープ、表示がある区域には近づかないことが大切です。
釣行前には小樽市や港湾管理者、地元漁協などの最新情報と現地の表示をあわせて確認しておくと安心です。
夕方から夜にかけての釣行では、ライフジャケットの着用に加えて、ヘッドライトなど足元を照らす照明も忘れずに準備してください。
竿は三脚や竿受けでしっかり固定し、通路をふさがないよう本数にも気を配ることで、周囲の釣り人とも気持ちよく釣り場を使えます。
釣れたシャコは軍手やフィッシュグリップを使って扱い、氷でしっかり冷やして持ち帰ったうえで、十分に加熱してから味わうようにしましょう。
持ち帰りは食べる分だけにとどめ、小型のものは海に戻し、ゴミやイソメ、仕掛けの残りもきちんと持ち帰ることで、次に訪れる人にも気持ちよく釣り場を使ってもらえます。
無理のない範囲で、小樽のシャコ釣りを楽しんでみてください。

